関東近郊の観光スポットを動画と写真で紹介します。
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白州の自然と特産品を満喫 道の駅 はくしゅう
道の駅 はくしゅうは、山梨県北杜市白州町白須にある道の駅です。

道の駅はくしゅうは、雄大な甲斐駒ヶ岳の登山口に位置し、白州の自然の恵みが感じられる道の駅です。新鮮な旬の食材が豊富に並び、白州の名水を楽しむことができます。また、ここは北杜の旅の玄関口として、地域の魅力を存分に堪能できるスポットです。

道の駅には広々とした駐車場が併設されており、車でのアクセスがとても便利です。地元の方々もよく利用しており、地域の人々と触れ合うことができるます。観光客も多く訪れるため、賑やかな雰囲気を楽しむことができます。

敷地内には小川が流れ、石橋を渡ることができます。自然を感じながらの散策は、心を落ち着けるひとときとなるでしょう。水の音を聞きながら、ゆっくりと歩いてみてください。

敷地内には、山口素堂の句碑があります。「目には青葉山ほとこぎす初かつお」という句が刻まれており、昭和五年に建立されました。この句碑は、自然と文化が交差する場所としても、訪れる人々に静かな印象を与えています。

道の駅のエントランスは、さまざまな看板やアイスクリームのオブジェが飾られています。ファーマーズマーケットや観光案内所が併設されており、訪れた瞬間からわくわくした気持ちになります。地元の特産品や観光情報が一堂に集まり、楽しさ満載です。

道の駅の建物は天井が高く、広々とした空間が広がっています。ここではたくさんの人が買い物を楽しんでおり、活気ある雰囲気が漂っています。買い物をするにも、快適で広々とした空間が広がっており、ゆっくりと時間を過ごせます。

ファーマーズマーケットでは、地元で採れた新鮮な野菜が並びます。白州の大地で育てられた野菜はどれも品質が高く、香りや味わいが豊かです。季節ごとに旬の野菜が登場し、訪れるたびに新しい発見があります。

毎日手作りされるおにぎりやおこわも販売されています。テイクアウトもできるので、ランチにもぴったりです。地元の食材を使った料理は、どれもこだわりの一品です。

道の駅 はくしゅうでは、地域の職人による木工芸品も販売されています。ここでしか手に入らないアイテムが多く、オリジナルの工芸品をお土産として購入することができます。地元の技術が光る一品を見つけてみてください。

道の駅はくしゅうの建物の奥にはギャラリーがあり、地元の作品が並べられています。習字や似顔絵など、地域の文化や芸術を感じることができる展示が魅力です。訪れると、地元の才能に触れることができる素敵な空間です。

道の駅内の「かもしか食堂」は、地域の食材を使った料理を楽しむことができる食堂です。訪れた時間は、営業が終了していたため、食事を楽しむことはできませんでしたが、地元の新鮮な食材を活かしたメニューは、次回の訪問時にぜひ試してみたいと思います。

テーブルが並び、大きな窓からは自然の景色が広がっています。外の緑豊かな景色を楽しみながら、食事や休憩を取ることができ、心も体もリラックスできる空間です。ギャラリーの作品も鑑賞することができ、食事をしながら地元のアートを楽しむことができる特別なひとときを過ごせます。

訪れた日には、コーヒーの試飲会が開催されていました。そのコーヒーは「グリーンコーヒー」で、独特の風味と香りが特徴です。普段のコーヒーとは一味違う味わいを楽しむことができます。

「グリーンコーヒー」の味は、濃厚で少し苦味があり、やみつきになる味わいです。深いコクと苦味が特徴で、コーヒー好きにはたまらない一杯です。試飲会では、その魅力を存分に味わうことができます。

道の駅には、地元の人々が毎日利用する水汲み場があります。この水は、白州の自然の恵みを受けた美味しい天然水で、持ち帰って自宅で楽しむことができます。水汲み場は無料で開放されており、便利に利用できます。

水汲み場では、多くの地元の人々がポリタンクを持って来て、天然水を汲んでいます。この水は美味しいと評判で、毎日訪れて汲んで帰る人が多く、その人気ぶりが伺えます。地元の人々にとって、なくてはならない場所となっています。

道の駅はくしゅうは、白州の自然や食文化、そして地域の魅力を感じることができる道の駅です。新鮮な野菜や美味しい料理、地元の特産品が集まる場所で、ゆったりとした時間を過ごせます。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
防御の工夫と歴史を実感できる城跡 新府城 大手門跡
新府城 大手門跡は、山梨県韮崎市藤井町駒井にある史跡です。

新府城は、武田勝頼によって築かれた城です。築城は1581年ですが、未完成のまま勝頼が自ら火を放ち撤退しました。その後、徳川家康によって一時的に本陣として利用されました。城のある七里岩台地は、釜無川と塩川に挟まれた自然の要害で、地形を活かした防御構造が特徴です。現在も城跡には空堀や土塁が残り、往時の姿を感じることができます。

大手門跡へは、本丸を経由する石段を登るルートと、七里岩ライン沿いの斜面を進むルートがあります。本丸側のルートは石段が整備されており、比較的歩きやすい道ですが、勾配があるため少し体力を使います。もう一方の斜面ルートは自然のままの地形を活かしており、少しワイルドな道のりになります。どちらのルートも、それぞれ違った視点で新府城の特徴を感じることができます。

この道には車止めが設置されているため、大手門跡へは徒歩で向かうことになります。城跡は比較的広いため、歩きやすい靴で訪れるのが良さそうです。道中には土塁や堀跡が点在し、当時の防御構造を確認しながら進むことができます。

少し進むと、大手桝形虎口跡が見えてきます。ここは、土塁によって囲まれた空間で、敵の侵入を防ぐための工夫が施された場所です。周囲の地形がよくわかる地点で、外側からの視線を遮りつつ、内部では敵の動きを制限する構造になっています。現在でも土塁の形状がはっきりと残っており、戦国時代の城の防御機能を目の当たりにすることができます。
さらに進むと、視界が開ける場所に出ます。ここからは韮崎市街を一望することができ、遠くには甲府盆地や南アルプスの山々も望めます。七里岩の断崖上に位置するため、眼下には釜無川の流れも見え、自然の要害としての強みを感じることができます。防御のために築かれた城ですが、同時に優れた展望スポットでもあることが実感できます。

新府城の大手門は、土塁で囲まれた桝形虎口の外側に、半月状の高台、さらにその外側に三日月堀が配置された三重の防御構造となっています。この配置によって、侵入者の動きを制限しながら迎撃しやすい仕組みになっています。

大手門を抜けると、その先には丸馬出が広がっています。ここは、外敵の侵入を防ぐための防御施設で、内部からの機動力を生かした構造になっています。新府城が、武田氏にとって重要な拠点であったことを実感できる場所でもあります。かつてここに立っていた武田の兵たちも、同じ景色を見ていたのかもしれません。
現在、大手門跡周辺は芝生の広場として整備されています。開放的な空間で、韮崎市の地形をよく見渡すことができます。七里岩の断崖や、周囲の自然環境を見ていると、なぜこの地に城が築かれたのかが想像できます。釜無川の自然の防御ラインと、周囲を一望できる立地条件が、この場所を要塞化するのに最適だったことが伝わってきます。当時の武田軍の戦略を思い描きながら歩くと、より歴史を身近に感じることができます。

丸馬出は東西約30メートル、南北約15メートルの半月形をした平坦な防御施設で、外側には弧を描く土塁があります。敵の侵入を遅らせ、迎撃しやすい構造になっており、東西には枡形虎口も確認されています。さらにその南側10メートル下には、三日月堀が築かれています。発掘調査で、堀底が平らな「箱堀」であることが判明しており、丸馬出への侵入をさらに阻む仕組みとなっています。

大手丸馬出と三日月堀跡にはベンチが設置されています。ここで一休みしながら、城跡の雰囲気や周囲の景色を楽しむことができます。戦国時代の遺構を目の前にしながら、当時の城の機能や、武田氏の歴史に思いを馳せるのも良さそうです。七里岩の崖上という特異な地形も相まって、訪れる人々に深い印象を与える場所となっています。

新府城の大手周辺では、整備工事に先立ち、2000年から2013~2018年にかけて発掘調査が行われました。その結果、建物跡を示す石や柱穴は確認されませんでしたが、土塁や堀の遺構は完成していたことが判明し、江戸時代初期の記録にある「未完成の城」という説を裏付ける結果となりました。2019年からの整備工事では、遺構の保存を最優先としつつ、城の特徴を活かした登城体験ができるよう、土塁の補強や歩道の整備が進められています。

新府城の大手門跡は、戦国時代の防御の工夫を直接見ることができる貴重な遺構です。地形を生かした構造や、現在も残る土塁の迫力は見応えがあります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
城跡に静かに佇む神社 新府藤武神社
新府藤武神社(ふじたけじんじゃ)は、山梨県韮崎市中田町中條にある神社です。

藤武神社は、山梨県韮崎市の新府城跡に鎮座する神社です。武田勝頼が新府城築城時に城の鎮守として祀りましたが、落城とともに焼失しました。その後、徳川家康が再建を命じ、「藤武神社」として復興しました。急な石段を登った先に境内が広がり、現在も歴史を感じることができます。

藤武神社の入口には、朱塗りの両部鳥居が建っています。扁額には「新府藤武神社」と書かれ、重厚な雰囲気を醸し出しています。鳥居の前は七里岩ラインに面しており、車の往来が多い場所です。ここから先は、新府城跡へ続く道となります。
鳥居をくぐると、230段の石段が続いています。この石段は急勾配で、登るのはかなり大変です。足元に注意しながら進む必要があります。地元の学生がトレーニングに使っている様子も見られます。

石段を避けたい場合、左手にある「乙女坂」を利用することもできます。こちらは石段ではなく、なだらかな坂道になっています。歩きやすいですが、距離が長くなるため時間はかかります。

乙女坂はジグザグに道が続いており、急な石段よりも負担が少ないです。距離は長くなりますが、ゆっくりと登ることができます。体力に自信がない場合はこちらのルートを選ぶのがよいでしょう。

途中まで登ると、ふもとの県道が見えます。ただし、周囲は森に囲まれているため、視界はそれほど開けていません。木々の隙間からわずかに街道の様子をうかがうことができます。

石段を登り切ると、再び赤い鳥居が迎えてくれます。その奥には拝殿が鎮座し、新府城の本丸跡に位置しています。ここまで登ると、静かで厳かな雰囲気に包まれています。
境内は広くはありませんが、静かで落ち着いた雰囲気です。拝殿は入母屋造りで、屋根には銅板が葺かれています。木彫りの装飾が施されており、細部まで丁寧に造られています。

拝殿の奥には神楽殿が建っています。神楽殿は祭事の際に使われる建物で、朱塗りの柱とシンプルな造りが特徴です。現在は普段使用されることは少ないようですが、神社の格式を感じさせる建物です。

拝殿の奥には本殿があり、一体となった造りになっています。本殿は一間社入母屋造りで、簡素ながらも整った意匠が施されています。本殿の裏手には、武田勝頼公霊社が祀られています。

藤武神社は、新府城跡に残る歴史を今に伝える神社です。
機会があれば、再度訪れてみたいですね。
それでは、また。