まるで万華鏡☆*。

2015年に「ガラスの街とやま」を目指した街づくりの集大成として、富山市にオープンしたガラス美術館。現代ガラス美術作品を中心とした展示で、開館わずか一年余りで来館者数は70万人を突破しました。

富山市ガラス美術館は複合施設「TOYAMAキラリ」内に設立された、現代グラスアートを中心とした美術館。世界的な建築家隈研吾が設計した6階建ての建物は、立山連峰を思わせるキラキラとした外観。素材には御影石、ガラス、アルミなど、多種多様な素材が用いられています。

内部は2階から6階まで吹き抜けが斜めに伸びており、自然光を最大限に活かしたつくりが特徴です。また、建物内部の壁やしきりに使われているのは富山県産材のルーパー(羽板)。

また、ガラス美術館の入居している「TOYAMAキラリ」にはこのほか、富山市立図書館やカフェなどもあります。美術館に来たついでに本を読んだり、おいしいものを食べたり飲んだり…さまざまに楽しめるのもこの施設の魅力の一つです。

常設展として、フロア内の展示スペースでガラス作品を展示しています。2階から4階までの「グラス・アート・パサージュ」では、壁面に富山ゆかりのガラス作家によるおよそ50点のガラス作品が展示されています。また4階では現代ガラス美術のコレクション展が行われており、富山市で所蔵する日本を代表するガラス作家の作品およそ50点を鑑賞することができます。

ひときわ目を引くのが、現代ガラス美術の巨匠デイル・チフーリ氏の工房制作のインスタレーション作品です。こちらは美術館の6階に展示されており、彼の代表的なシリーズ作である「ペルシャン」「フィオリ」などの5作品を鑑賞することができます。

デイル・チフーリはアメリカではじめて人間国宝に選ばれた現代ガラス工芸の第一人者であり、ビクトリア&アルバート美術館のシャンデリアも手掛けています。ガラスという素材の美しさと透明感をいかした、色鮮やかで生命感あふれる作品群を楽しむことができます。

展示を楽しんだら、TOYAMAキラリ内の図書フロアへ。2階から5階までのスペースには一般図書や児童図書、参考図書計14万冊からなる図書資料がずらりと並んでいます。
広々とした空間で本のディスプレイにもこだわっており、気軽に目を通せる資料から専門性の高い資料まで、一つ一つ思わず手に取って読みたくなる充実ぶりです。

また、旅行者向けには1階ロビーで新聞や雑誌を読める情報コーナーもあります。情報コーナーは、朝7:00-夜8:00まで開放されています。街中の散策をしたい方、富山観光の情報収集をしたい方にもおすすめ。こちらの閲覧机や椅子にも木材がふんだんに使われており、おしゃれなオフィスにいるかのような雰囲気を味わうことができます。