
夢殿は、東端近くにあり、あまり大きくはない建物ですが、古くから多くの人々を引きつけてきており、上宮王院夢殿と呼ばれています。
高い基壇の上に立つ八角円堂の夢殿は東院の本堂で、天平創建の建築ですが、鎌倉期の寛喜2年(1230)に大改造を受け、高さや軒の出、組み物などが大きく改変されているものの、古材から天平の姿に復元することもできるほど古様を残しています。

夢殿の建物の周りには、ゆったりとしたスペースや休憩できる椅子があり、腰を掛けながら夢殿を眺めることができます。

夢殿は、法隆寺の東側にありますが、そこへ通じる道は写真のような壁がずらりと並んでいます。忍者が出てきてもおかしくない風景に趣を感じます。
基本情報
所在地
〒636-0115 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
営業期間
拝観時間:2/22~11/3 8:00~17:00 / 11/4~2/21 8:00~16:30 ※閉館時間が近づくと入館できない施設あり