母のための庭園in銀閣寺

室町幕府八代将軍であった足利義政が、自分のもてる芸術的センスのすべてを注ぎ込んだと云われる世界文化遺産「銀閣寺」です。

銀閣寺とは造語で、“銀閣”と呼ばれる『観音殿』が上記写真です。二層のうち、下層の心空殿は書院風の造りで住宅、上層の潮音閣は観音菩薩を安置する仏堂になっています。

銀閣の上の方を見てみると、そこには天下太平の象徴である“鳳凰”が立っています。

凛々しい姿で東を向いて立つこの鳳凰は、観音菩薩を安置する銀閣を絶えず守り続けています。

銀閣寺の裏山にある庭園は、足利義政自らが作庭指導をしたとされる池泉回遊式庭園(大きな池を中心としてその周囲に山や小島、橋等を作り、各地の景勝を再現した庭園)で、国の特別名勝に指定されています。

銀閣寺の庭園は苔と緑が美しく、見応えがあります。

こちらの庭園が模しているのは『苔寺』としても有名な西芳寺。足利義政は、当時女人禁制の修行道場だった西芳寺の庭園を「どうしても母親に見せたい」と思い、自ら作庭指導をしてこの庭を作庭したのだとか。本物の苔寺に負けないほど美しい庭園となっています。

そしてこの庭園の奥には、当時足利義政も愛用していた井戸の跡「お茶の井」と呼ばれる湧き水のでる場所があり、現在もお茶会が行われる際にその湧水が使われるほど良質なものなのだそうです。

庭にある砂で固められた白く大きなプリンのような造形物は「向月台」一筋の滝が落ちるこの泉は「洗月泉」何よりこの銀閣寺の東にあるのは「月待山」という名前が付けられている。

銀閣寺の本当の姿は月明かりが差し込んだときに現われると言われており、残念ながら夜間の拝観はしていないので、あくまでも頭の中で思い描くしかないですが・・・

今から500年も前、電気もネオンの明かりもなく数本のろうそくがその周囲を照らすだけで、あとは真っ暗闇であった時代・・・

この砂山がたいへん風情を出す重要なものでありましたとさ。


◆基本情報◆

所在地

〒606-8402

京都府京都市左京区銀閣寺町2

交通アクセス

(1)JR京都駅から市バスで30分
公開時間

3月~11月 8:30~17:00
12月~2月 9:00~16:30

創建年代 :1482年

お問い合わせ

075-771-5725