熱帯の自然と美しい植物の楽園 夢の島熱帯植物館 大温室

夢の島熱帯植物館 大温室は、東京都江東区夢の島にある温室です。

夢の島熱帯植物館

夢の島熱帯植物館は、熱帯・亜熱帯の植物を展示する温室型の植物館です。館内では、熱帯植物の生態や文化的な価値を学ぶことができる展示が行われています。広大な温室の中では、季節ごとに美しい植物の展示を楽しむことができます。

夢の島熱帯植物館 大温室

大温室に一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは熱帯の風景です。熱帯地方の湿った空気とともに、その堂々たる姿がまるでジャングルの奥地に迷い込んだかのような感覚をもたらしてくれます。

夢の島熱帯植物館 大温室

夢の島熱帯植物館 大温室では、涼しげな音を立てて流れ落ちる滝があります。滝が勢いよく音を立てながら流れ落ちる池では、熱帯性スイレンが可憐な花を咲かせています。その揺れる姿は、水面に小さな詩を描いているようです。

夢の島熱帯植物館 大温室

滝はその裏側を通り抜けることができます。滝の流れ落ちる水の音に包まれながら、その背後を通りぬけられる通路は、まるで探検家になったような気分を味わえる特別なスポットです。ほんのりとした湿り気が、熱帯の空気を感じさせます。

夢の島熱帯植物館 大温室

Aドームエリアは、鮮やかな色彩の世界が広がるエリアです。目を引くのは、色とりどりの花々。赤やピンク、黄色、オレンジなど、南国を思わせる華やかな花があちこちに咲き誇り、まるで色彩の楽園にいるかのような気分になります。

夢の島熱帯植物館 大温室

とりわけ優雅な存在感を放っているのが「胡蝶蘭」です。熱帯地方を代表する花として知られる胡蝶蘭は、その美しい形と上品な色合いが魅力です。胡蝶蘭の花びらは蝶が舞っているような姿をしていて、その優美さから「幸福が飛んでくる」という花言葉を持っています。

夢の島熱帯植物館 大温室

さらに奥へ進むとトンネルがあり、次のエリア、Bドームが姿を現します。トンネルを抜ける瞬間は、ちょっとした冒険気分です。このドーム間の移動も、大温室の楽しみのひとつです。

夢の島熱帯植物館 大温室

Bドームでは、ダイオウヤシをはじめとする巨大なヤシの木々が林立し、まるで熱帯の森に迷い込んだようなスケール感を楽しむことができます。「熱帯の家」が建っていて、ニッパヤシの葉で作られた屋根が、伝統的な熱帯の建築様式を感じさせます。この家は、風通しが良く、心地よい休憩スペースとして利用できます。

夢の島熱帯植物館 大温室

ウコンは、スパイスや健康食品として知られる植物で、鮮やかな黄色い根茎が特徴です。ウコンの根は、料理や薬品、さらには伝統的な健康習慣にも使われ、多くの人々の生活に深く関わっています。

夢の島熱帯植物館 大温室

リョウリバナナ(料理用バナナ)は、普通のバナナとは違い、デンプン質が多く、イモ類のような食感が特徴です。青いうちに収穫して、焼いたり揚げたりして食べるのが一般的です。実は、世界で生産されるバナナの約半数がこの料理用バナナで、熱帯地方では大切な主食のひとつになっています。

夢の島熱帯植物館 大温室

チョコレートやココアの原料となるカカオの木も見どころの一つです。特徴的なのは、太い幹にじかに花をつけることです。花から20センチメートルほどの実が結実し、その中に数十個のタネが詰まっています。そのタネこそが、世界中で愛されるチョコレートの源です。

夢の島熱帯植物館 大温室

大温室内には、ココヤシの実が展示されています。その大きさと重さを間近で見ると、「これがあのココナッツの実?」と感動すること間違いなしです。そのスケール感を実感することができます。

夢の島熱帯植物館 大温室

頭上を見上げると、なんと実際に木に成っているココヤシの実を発見することができます。大きな実が高い場所から垂れ下がる様子は、熱帯地方の自然の壮大さを物語っています。ただし、その大きさゆえに、落ちてくると危険な場合もあります。

夢の島熱帯植物館 大温室

熱帯果物の中でもひと際存在感を放つ、果物の王様「ドリアン」が展示されています。夢の島熱帯植物館では、断面や中身がわかるサンプルが展示されているので、殻の内側がどのようになっているのか、実際に食べられる部分がどれほどの量なのかなど、普段はなかなか見られない情報を間近で観察することができます。

夢の島熱帯植物館

夢の島熱帯植物館は、普段目にすることのない植物を間近で観察することのできる植物園です。植物の持つ多様性と自然の神秘を再発見できる素晴らしい場所です。興味のある方はぜひ訪れてみてください。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。