益子参考館は栃木県芳賀郡益子町にあり、浜田庄司の自邸と陶芸窯跡にある栃木県の登録博物館です。
益子焼は、栃木県芳賀郡益子町周辺を産地とする陶器として有名ですね。
益子参考館は、陶芸家で人間国宝の濱田庄司氏が住まいとして利用していた建物と、工房や大きな窯などを見学できる施設です。
展示室1号館では、濱田庄司氏の作品や交流のあった作家の作品が展示されています。
益子焼はケイ酸や鉄分が多く、可塑性(かそせい)に富む陶土を用いるため、形を作りやすく耐火性も高くなるそうですが、陶土に他の物質を加えないことから厚みのある焼き物に仕上がるとのこのことです。
栃木県産の大谷石でつくられた石蔵がありました。
石蔵の壁や天井は歴史を感じさせますね。
濱田庄司氏が実際に使用していた手回しロクロがありました。
まさに陶芸家のおうちという感じですね。
1943年に築窯され、1993年には益子町の有形文化財に指定された登り窯です。
登り窯は、斜面の地形を利用して燃焼ガスの対流を上手に利用し、炉内を一定に高温に保てるよう工夫された窯の形態のことをいうそうです。
サイズは大型バス1台分くらいでしょうか。
益子参考館の登り窯の大きさは圧巻ですね。
4号館では、濱田庄司氏の別邸を展示棟として活用していて、イギリスのウィンザー・チェアーや日本の家具、木喰仏など様々なコレクションを展示しています。
濱田庄司記念益子参考館はかなり高度で深い知識が必要な観光地です。
機会があれば、再度来訪してみたいですね。
それでは、また。