利根川公園 江ノ電800形801号は、山梨県南巨摩郡富士川町長沢にある電車です。
利根川公園 江ノ電800形801号は、1948年に製造された電車で、最初は山梨交通の電車線で使用されていました。廃線後は上田丸子電鉄、江ノ島電鉄と渡り、最終的に山梨県の利根川公園のこの場所に保存されています。
利根川公園 江ノ電800形801号は、利根川公園内の一画にあります。駐車場が併設されており、車でのアクセスも非常に便利です。公園内を散策しながら、車両を見学することができます。
電車の外観は、鮮やかなオレンジ色が特徴です。かつて山梨交通時代に使用されていた廃止時点の車体塗装はオレンジ色で、特に目を引くデザインとなっています。色あせることなく、保存されているその姿は、当時の風情を伝えています。
電車の側面には、登るための台が設置されています。これにより、車内を覗き込むことができ、車両内部の様子をじっくりと観察することができます。乗り込むことはできませんが、当時の車内の雰囲気や細部を見ることができ、当時の技術やデザインの一端を感じることができます。
台に登ると、たまたま台の上に猫がいました。その光景は、どこか和やかで、街の喧騒から一歩離れた静けさを感じさせます。猫の姿に出会うと、さらにその場所が親しみやすく、何とも言えない温かさを感じることができます。
電車の近くには、看板が設置されており、江ノ電800形801号の歴史について詳しく説明されています。その背景や経緯について理解を深めることができ、ただの展示物ではなく、より深い物語を感じることができます。
公園内ということもあり、電車には子どもたちの手の跡がついていました。元気に遊んだ証として、電車の表面に触れたのでしょう。しかし、それもまたこの場所の歴史の一部であり、訪れる人々にとって心温まる光景でもあります。
展示車両に近づくことができるため、普段はなかなか見ることができない車輪付近の構造やメカニズムも観察できます。鉄道マニアや興味を持つ人々にとっては、非常に貴重な体験となります。細部に至るまでチェックできる点が、特に魅力的です。
台の下には、忘れていったクマのぬいぐるみが置きっぱなしになっていました。そのぬいぐるみがどうしてここにあるのか、誰が忘れていったのかが気になります。そのぬいぐるみはまた元の持ち主の手に戻る日が来るとよいですね。
利根川公園 江ノ電800形801号は、訪れる人々に当時の風景や思い出を伝え続けています。現役時代の栄光は過ぎ去り、今は静かな公園に佇んでいますが、その歴史的な意義は永遠に残ります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。