地震体験と煙体験で防災意識の向上 東京都北区防災センター (地震の科学館) 地震体験 (起震装置) 煙体験

東京都北区防災センター (地震の科学館)は、東京都北区西ケ原にある博物館です。

東京都北区防災センター (地震の科学館)は、地震に関する知識を深め、防災意識を高めることのできる博物館です。地震の仕組みから防災対策まで、幅広い内容が展示されています。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 地震体験 (起震装置)

東京都北区防災センターには、防災に関する展示の他に、地震体験 (起震装置)をすることのできる施設があります。地震体験は、防災意識を高める上で非常に効果的な手段の一つです。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 地震体験 (起震装置)

起震装置は、畳の部屋、絨毯の部屋、板の間の部屋の3つに分かれていて、それぞれ壁で仕切られています。一度に3組がそれぞれ別の部屋に入り、地震体験をすることができます。起震装置の稼働前には、地震のメカニズムやプレートに関する説明、モロッコでは「震度」を決めておらず、日本ではよく使われていることなど、地震に関する詳しい説明をしてくれるので、学びをさらに深めることができます。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 地震体験 (起震装置)

起震装置に乗っている模擬部屋は壁の仕切りがあるだけなので、物が倒れたり落ちたりする危険性がないので安心です。地震が発生するとどのようになるのか、心の準備が必要です。起震装置では、関東大震災・東日本大震災・熊本地震を体験することができます。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 地震体験 (起震装置)

起震装置が稼働すると、部屋がガタゴトと音を立てて揺れます。震度7になると、立っているのが難しい状態になります。東日本大震災は、揺れの幅が大きく揺れる時間の長い地震です。関東大震災は、縦揺れからの横揺れが特徴の地震です。震源は相模湾ですが、被害の規模が大きかったのが東京だったので、地震の名称が東京大震災になったそうです。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 煙体験

東京都北区防災センターには、煙体験をすることのできる施設があります。煙体験は、火災時に煙が充満した状態を再現し、その危険性を身をもって体験できる施設です。煙によって視界が大幅に制限され、出口が見えにくくなる状況を体験します。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 煙体験

体験前に受けた詳細なレクチャー通り、地面を這って進みます。煙の充満した部屋は、非常口の灯り以外は真っ暗です。ほんの数メートル先には出口がありますが、非常に緊張感があり、恐怖心を伴う体験です。

東京都北区防災センター (地震の科学館) 煙体験

パニックになりそうになる気持ちを抑え、冷静さを保つことが非常に難しく感じます。煙体験で使用される煙には無害の甘い匂いが付けられています。実際の火災では、一酸化炭素や有毒ガスなど、人体に有害な物質が含まれています。甘い匂いを感じたということは、もっと姿勢を低くしなければならなかった、ということです。

東京都北区防災センター (地震の科学館)

東京都北区防災センター (地震の科学館)は、地震体験や煙体験など、実際に体験することで防災の大切さを実感できる科学館です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。