貨物引込線(万上線)跡は、千葉県流山市流山にある史跡です。
貨物引込線(万上線)跡は、流山電鉄から流山キッコーマンまで荷物を運ぶための線路「万上線」の跡です。1929年から1969年まで使用されていました。この線路は、キッコーマンにみりんや醤油を届けるために活用され、その後は貨物引込線としても使われていました。現在では、その跡が道路として残っています。案内板も設置されており、歩いて見るとその歴史を感じることができます。
案内板には、当時の航空写真が添付されており、貨物引込線がどのように繋がっていたのかを見ることができます。また、現代の道路の曲線具合は当時の線路のカーブがそのまま残されており、過去の姿をしっかりと感じ取ることができます。ここを歩くことで、当時の雰囲気を身近に感じることができるでしょう。
案内板には、当時の工場の写真も添えられており、その歴史を物語っています。流山電鉄を利用して輸送された荷物は、キッコーマンの工場で加工され、出荷されていました。写真を見ながら、工場の目の前にどのような貨物引込線があったのかを想像すると、当時の活気を感じることができます。
現在、貨物引込線が通っていた場所は広い道路となり、過去の面影を残しつつも静かな雰囲気が漂っています。周囲の風景は変わってしまっていますが、案内板を目にしたり、足元に残る道路の曲線を辿ったりすることで、あの頃の面影をひっそりと感じることができます。過去と現在が交差する場所として、訪れる価値があります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。