排水ポンプについての理解が深まる 江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館は、宮城県角田市角田寺前にある博物館です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館は、ディーゼルエンジン、ポンプ、発電機、角田市の水害の歴史と概要についてまとめたパネルなど、排水ポンプに関する展示や情報提供を行う博物館です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館には、巨大なポンプの模型が展示されています。その模型の大きさは、館内の敷地をほぼ一杯に占めるほどの大きさで、非常に迫力のあるスケール感です。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館の前には、日本庭園を思わせるような広々とした空間があります。展示館の外観や周辺環境と調和し、訪れる人々に心地よい雰囲気を提供していました。

上水翁・高山善右エ門の銅像(佐藤忠良作)

エントランス前の広場には、明治時代に角田上水と大沼干拓に奔走した人物の上水翁・高山善右エ門(佐藤忠良作)の銅像が建てられています。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館の入り口前には「開館」のパネルが置かれていましたが、周囲は静寂とした雰囲気が漂っているので、閉館しているのかと思いました。

江尻排水ポンプ展示館

江尻排水ポンプ展示館のエントランスには、来館者記帳所が置かれています。展示館の運営者は訪問者のフィードバックやニーズを把握し、展示内容やイベントの改善や新たな展示計画に役立てているようです。

江尻排水ポンプ展示館

館内に入ると、最初はひっそりと暗い展示室が広がっていましたが、足を踏み入れると自動的に照明が点灯しました。展示館が使用する電力を効率的に管理し、館内に人がおらず照明が必要ない時には消灯されることで、電力の節約に貢献しているようです。

江尻排水ポンプ展示館

館内のパネルでは、阿武隈川の水害から角田市を守り続ける排水機場の歴史が学べます。

江尻排水ポンプ展示館

昭和30年代の貴重な資料も展示され、一般の人々や関連業界の方々もポンプに関する知見を得たり、知識を学ぶことができます。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

ディーゼルエンジン・ポンプは、大型で迫力のある機械です。その構造や機能に興味を持つ人々にとって魅力的な展示物です。旧江尻第2機場のディーゼルエンジン・ポンプは、かつて江尻地区の水害対策のために、排水施設内にて使用されていたポンプ装置です。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

ポンプは都市の排水や灌漑、建設現場の排水など、様々な場面で重要な役割を果たしてきました。展示館では、ポンプの特徴や稼働原理、使用されていた状況などについても解説しています。

江尻排水ポンプ展示館

展示室には、巨大なポンプを上から見下ろすことができるよう、中二階のフロアが作られています。

江尻排水ポンプ展示館 旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプ

この上から見下ろす旧江尻第2機場ディーゼルエンジン・ポンプの姿は圧巻です。

江尻排水ポンプ展示館

展示館の一角には、排水用のエンジン、サイレン、コンプレッサ、発電機など排水ポンプに付随する装置の展示も行われています。

江尻排水ポンプ展示館

かつて、旧江尻第2機場で使用されていた配電盤の展示も行われています。スイッチ類や計器類が歴史を感じさせます。

江尻排水ポンプ展示館

黒電話より歴史を感じる電話機が展示されていました。ベルとマイク部分が顔のようにも見えて面白いですね。

江尻排水ポンプ展示館

排水ポンプについての理解を深め、水の資源と環境保全に対する関心を高めることができる、江尻排水ポンプ展示館。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。