海の記憶が漂う道の駅 道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯は、千葉県鴨川市江見太夫崎にある磯です。

道の駅 鴨川オーシャンパーク

国道128号線沿いに位置する「道の駅 鴨川オーシャンパーク」は、海と花をテーマにした施設です。波をかたどった独特の建物が目を引き、地元で採れた海産物や農産物を販売する物産館、季節の花が楽しめるエリア、そして昔の磯を再現した「千年磯」などがあります。海の恵みと地域の文化を感じながら、買い物や休憩を楽しむことができます。

道の駅 鴨川オーシャンパーク

千年磯は、物産館へと続く太鼓橋の下に位置しています。太鼓橋はアーチ状になっており、その下には人工的に組まれた磯の空間が広がります。橋と磯が立体的に絡み合い、独特の空間を形成しています。建物と自然をつなぐ中継地点のような場所です。

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

橋を渡り、物産館側からの眺望です。かつての磯の様子を再現した「千年磯」が広がります。浅く水を張ることで、子どもが水遊びできるじゃぶじゃぶ池としても活用されていました。流れる海水の中で小魚を見つけることもできたようですが、現在は水が張られていないため、その名残の景観を楽しむことができます。

道の駅 鴨川オーシャンパーク

千年磯の一角には、ステージのような場所があります。海水が満ちていた時期には、まるで水上に浮かぶステージのような印象を受けます。現在は乾いたままですが、水が満ちていた当時を想像しながら歩くと、まるで時を越えたような感覚になります。

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

近くの掲示には「海水汲上ポンプの故障により、海水を流すことができません」との案内が貼られています。施設としての趣旨は残りつつも、今は静かな岩場となっており、磯の面影を思い出させてくれる場となっています。

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

千年磯の隣には、独特なドーム型建築の物産館があります。同心円状に設けられた通路は波紋を連想させ、磯の岩場と建物の外観が一体化して見える構成です。館内では、房総ならではの海産物や加工品、季節の特産品を購入することができます。磯の風景と連続性を持つ、特徴的な空間です。

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

敷地内には、イルカをモチーフにした石のオブジェがあります。全体の空間デザインに「海」のイメージを強く印象づけています。波の音が聞こえてきそうな景観の中で、こうした演出が場の雰囲気をより豊かに感じさせてくれます。

道の駅 鴨川オーシャンパーク 千年磯

道の駅 鴨川オーシャンパークは、施設の経年とともに一部設備の機能が失われながらも、独特の構造と風景で楽しむことができます。特に「千年磯」のエリアは、海水が流れていた頃を想像しながら歩くと、懐かしさと新鮮さの両方を味わうことができます。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。