自然が作り出した彫刻 第三号中型・井戸型溶岩樹型

第三号中型・井戸型溶岩樹型は、山梨県南都留郡鳴沢村にある史跡です。

第三号中型・井戸型溶岩樹型

第三号中型・井戸型溶岩樹型は、火山と自然が織りなす独特の地形を間近で体感することができる観光スポットです。樹木が垂直に立っていた跡が、筒状の空洞として残り、「ぽっかりと空いた」井戸型の構造は、まるで自然が作り出した彫刻のようです。

第三号中型・井戸型溶岩樹型

第三号中型・井戸型溶岩樹型は、道の駅 なるさわの一画にあります。

第三号中型・井戸型溶岩樹型

火山から流れ出た粘性の高い溶岩が森林地帯を流れると、立ち木が溶岩に取り囲まれます。溶岩は熱で樹幹を炭化させながらも、その形状を包み込むように冷却していきます。

第三号中型・井戸型溶岩樹型

溶岩の高温で木材が燃え尽きたり、炭化することで樹木そのものは失われますが、木の外形が溶岩の内側に型として残ります。

第三号中型・井戸型溶岩樹型

樹木が垂直に立っていた場合、その痕跡が筒状の空洞として残り、これが「井戸型」として認識されます。

第三号中型・井戸型溶岩樹型は、富士山エリアを代表する自然のアートともいえる史跡です。訪れることで、火山の力と自然の繊細な関係を直接感じることができます。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。