真鶴岬は、神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴にある岬です。
真鶴岬は、箱根火山の溶岩流によって形成された岬です。ダイナミックな海岸線と豊かな自然が魅力の真鶴岬は、地形が鶴が羽を広げたように見えることから、その名が付けられました。
真鶴岬の周辺には、遊歩道が整備され、森林浴を楽しみながら海岸線や岬の先端まで散策することができます。岬の先端には三ツ石海岸があり、初日の出や夏至の日の出が岩の間から昇る絶景スポットとして知られています。
真鶴岬は、古くから人々に親しまれてきた場所です。温暖な気候と美しい風景から、「東洋のリヴィエラ」とも呼ばれ、夏の時期にはカンナなどの色鮮やかな花々を鑑賞できます。
真鶴岬は、その美しい自然景観だけでなく、歴史的な背景も深く、特に幕末の動乱期には重要な役割を担っていました。その象徴とも言えるのが、岬に築かれた台場です。西洋諸国の船が日本近海に頻繁に出没し、鎖国政策を続けてきた日本は大きな脅威を感じていました。
この状況下、幕府は外国船を打ち払うことを定めた「外国船打ち払い令」を発布します。この令を受けて、沿岸の各地に砲台が築かれ、真鶴もその一つでした。
真鶴岬の雄大な景観は、多くの人々を魅了しますが、その魅力をさらに深めているのが、岬の眼下にある三ツ石です。
真鶴岬の先端には遊歩道があります。その終点には真鶴岬の磯が広がり、そして「三ツ石」へのアクセスが可能です。
真鶴岬の波打ち際では、荒波が岩礁に打ち寄せ、白い泡が舞い上がっていました。その光景は、まるで自然が作り出したダイナミックな芸術作品のようです。
訪れた日は、強風が容赦なく吹きつけ、スマートフォンを持つ手が震え、立つことすらままならない特別な日でした。真鶴岬は、磯の香り、波の音、そして潮風を感じながら、日頃の疲れを癒すことができる場所です。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2015/08/15 初版
- 2021/06/09 更新
- 2023/11/28 更新