重厚感のある本堂 つつじ寺ともいわれる 等覚院

等覚院(とうがくいん)は、神奈川県川崎市宮前区神木本町にあるお寺です。

等覚院

等覚院は別名「つつじ寺」として知られています。春のつつじの時期には、美しいつつじの花が境内一面に咲き誇り、訪れる人々を魅了します。境内には大小さまざまなつつじの木が植えられ、花が満開になると、鮮やかなピンクや紫色の花が一面に広がります。その風景はまさに絵画のようで、多くの人々が訪れて美しい景色を楽しみます。

仁王門 (2022/11/06)

等覚院は大通りから細い道を通り、坂を登った先にあります。坂を登ると、立派で威風堂々とした仁王門が目に入ってきました。

仁王門 (2022/04/16)

例年この時期になると、参拝客でとても混み合うそうです。今日は天気も良く、多くの来訪者がいました。

仁王門

等覚院の創建年代等は不詳ですが、江戸時代以前からは存在していたとされています。等覚院は、ぜん息平癒、癌・當病平癒などの祈願寺院として親しまれています。

仁王門

仁王門は1882年に建立されたもので、天井には迦陵頻伽(かりょうびんが)の絵が書かれています。

駐車場

溝の口駅からバスがあり、宿河原駅から徒歩圏内にある等覚院ですが、参拝者用の駐車場もあるので、歩くのが苦手な方でも仁王門の横まで車でアクセスすることができます。

境内の様子

等覚院のある丘の斜面には、立体的な庭園が造られ、遠くまでつつじが咲き誇るのを観察することができます。階段下の仁王門から見上ると、満開のつつじがとても綺麗に見えます。

等覚院

等覚院は、関東36不動霊場の6番札所となっていて、神奈川花の名所100選にも選ばれています。境内は静かで寺の造りは重厚感があり落ち着きますね。

本堂

本堂には「神木山」の扁額が掛けられています。

本堂

本堂の天井を見てみると、唐獅子の木鼻や海老虹梁など、細かいデザインが施されていますね。

つつじ

川崎随一のつつじジの名所ということもあり、山門も本堂も立派な古刹です。そして、つつじは見事に開花し綺麗に咲いていました。

花説法

等覚院ではつつじの時期に合わせて花説法が公開されています。26日(火)は「ドライブ・マイ・カルマー」とダジャレの効いた説法が聞けるようです。

等覚院

見応えがあるつつじと新緑で、身も心もリフレッシュできました。たまには外の空気に触れてリフレッシュすることが大切ですね。

新型コロナウイルスの始まった2年前に来た時は境内に入れませんでしたが、今年は参拝し、つつじを鑑賞することができました。機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

  • 2022/04/16 初版
  • 2022/11/06 更新

最近遷座した稲荷神社 等覚院 万福稲荷

等覚院(とうがくいん) 万福稲荷は、神奈川県川崎市宮前区神木本町にある神社です。

等覚院 万福稲荷

等覚院 万福稲荷は、2020年8月16日に遷座した新しい稲荷神社です。

等覚院

等覚院は別名「つつじ寺」として知られています。春のつつじの時期には、美しいつつじの花が境内一面に咲き誇り、訪れる人々を魅了します。境内には大小さまざまなつつじの木が植えられ、花が満開になると、鮮やかなピンクや紫色の花が一面に広がります。その風景はまさに絵画のようで、多くの人々が訪れて美しい景色を楽しみます。

等覚院

等覚院 万福稲荷は、等覚院の本堂の裏手にあります。仁王門からは、万福稲荷の赤いのぼり旗がはためくのが少しだけ見えます。

等覚院

等覚院の本堂向かって左手には横道があり、階段が続いています。

少し急な階段道ですがしっかりと整備されているので安全に登れます。以前は手すりがありませんでしたが、再度訪れた時は手すりが設置され、以前よりも安全かつ利便性が向上しました。

等覚院 万福稲荷は、明治に入り神仏分離令により、それ以降はどのような祀られ方であったか記録もなく、手付かずで、次第に朽ち、遺構を残すのみとなっていました。

等覚院 万福稲荷

その後、近所に住む関係の深い一家が、代々自宅で家守りしてきた稲荷尊を移設したそうです。

等覚院 万福稲荷

新しく設けられた杜の錫紐がとても鮮やかです。素晴らしいアクセントとなって、杜の雰囲気を一層華やかに演出しています。

等覚院 万福稲荷

後ろを振り返るとのぼり旗が見えます。風に揺れながら鮮やかな朱色の色彩を放ち、目を引く存在です。

等覚院 万福稲荷

等覚院 万福稲荷は、川崎市の散歩道「長尾の里めぐり」コースの新名所にもなっていて、万福稲荷の周囲ではたけのこも見かけました。

見応えがあるつつじと新緑で、身も心もリフレッシュできました。たまには外の空気に触れてリフレッシュすることが大切ですね。

等覚院 万福稲荷

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

  • 2020/04/16 初版
  • 2022/11/06 更新

完全な姿で残存する常緑広葉樹林 県立東高根森林公園 シラカシ林

県立東高根森林公園 シラカシ林は、神奈川県川崎市多摩区長尾にある林です。

県立東高根森林公園 シラカシ林

県立東高根森林公園 シラカシ林は推定樹齢150年から200年の林です。この一帯は、集落跡とシラカシ林を文化財として保護するため、史跡及び天然記念物に指定され、県立都市公園として整備されています。

案内図

天然記念物のシラカシ林は、古代芝生広場を中心とした丘陵斜面に発達し、うっそうとうした常緑広葉樹林独特の森林景観を形成しています。

県立東高根森林公園 シラカシ林

高木シラカシの樹高は20メートルに達し、空一面を覆っています。東高根森林公園の周囲は高速道路や住宅街がありますが、足を踏み入れるとまるで異空間に迷い込んだ雰囲気すら感じます。

階段

シラカシ林のある斜面には階段が作られていました。古代芝生広場と湿生植物園をショートカットできるようになっています。

休憩所

途中には休憩所が設けられ、森林浴を楽しめるようになっていました。

説明板

散策路の途中には説明板が置かれていましたが、若干汚れていて文字が見にくくなっています。他の地域の林は破壊された後に再生した雑木林ですが、東高根シラカシ林は破壊されることなく今でも完全な姿で残存していることから、学術上非常に価値が高いとされているそうです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。