心の重さを量る秤 王子稲荷神社 おもかる石

王子稲荷神社 おもかる石は、東京都北区岸町にある石です。

王子稲荷神社

王子稲荷神社は、平安時代から続く歴史ある神社です。関東稲荷総社の格式を持ち、江戸時代より庶民に親しまれてきました。大晦日、稲荷の使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがある神社です。

王子稲荷神社

王子稲荷神社 おもかる石は、王子稲荷神社の本宮のさらに先にあります。鳥居を抜けると、本宮の裏手には、三社合祭社や狐の穴跡、そしておもかる石のある社殿に辿り着くことができます。

王子稲荷神社 おもかる石

王子稲荷神社 おもかる石は、ただ石を持ち上げるだけでなく、願い事を叶えたいという気持ちと神様とのつながりを深めることができる素敵な体験をすることができる願かけ石です。

王子稲荷神社 おもかる石

おもかる石は、石を持ち上げてみて、思ったよりも軽ければ願いが叶うといわれています。逆に、重く感じたら、もう少し努力が必要といわれています。

王子稲荷神社 おもかる石

御石様とも呼ばれる願かけ石を、願い事を唱えながら持ち上げてみます。実際に試してみると、石の重みに思わず力が入り、緊張感が高まります。きっと、私の願いは神様に届いたはずです。

王子稲荷神社

王子稲荷神社 おもかる石は、ワクワクドキドキの体験ができる、王子稲荷神社ならではの魅力のあるパワースポットです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

探検心をくすぐる秘境のような公園 名主の滝公園

名主の滝公園は、東京都北区岸町にある公園です。

名主の滝公園

北区の名主の滝公園は、豊かな自然が魅力の公園です。8メートルの落差を誇る男滝をはじめ、複数の滝や池が点在し、四季折々の風景を楽しめます。武蔵野の面影を残す回遊式の庭園は、都会の喧騒を忘れさせてくれる静寂な空間です。

名主の滝公園 (2023/12/17)

名主の滝公園は、まるで渓谷の中に迷い込んだかのような錯覚になる公園です。園内には小川が流れ、せせらぎが耳に心地よく、木々の香りが鼻をくすぐります。

名主の滝公園

小川には石橋が架かっています。橋を渡り、小川の対岸に向かうことができます。名主の滝公園は、起伏に富んだ地形が特徴で、まるで自然の造形美をそのまま切り取ったような景観が広がります。

名主の滝公園

公園の西側は崖になっていて、高低差が大きく、その地形を生かした散策路が整備されています。散策路を歩けば、刻々と変わる風景を楽しむことができ、まるで冒険をしているような気分を味わえます。

名主の滝公園 (2023/12/17)

園内の西側のエリアは、石段の多い山岳ゾーンです。一歩足を踏み入れると、そこはまるで秘境のようにアップダウンの激しい散策道が続きます。

名主の滝公園 (2023/12/17)

名主の滝公園の西側には、「児童コーナー」と呼ばれる遊具の置かれた公園があります。そのエリアの手前には、長い壁が設置され分離されているため、行き来することができませんでした。

名主の滝公園

名主の滝公園は、江戸時代、この地の名主であった畑野家が自宅に開いた庭園が起源です。その後、一般に開放され、明治時代には大規模な改修が行われました。かつて、大浴場や食堂、プールなどが設けられていたほど、広大な面積を誇ります。

名主の滝公園 (2023/12/17)

男滝から流れ出た小川の流れは、深緑の谷間に岩の隙間を縫うように下流へと向かいます。澄み切った水の音は、この静寂な空間に心地よいリズムを生み出し、訪れる人の心を癒してくれます。

名主の滝公園 (2023/12/17)

名主の滝公園は、秋になると木々の葉が赤や黄色に染まり、渓谷を彩ります。自然と調和した美しい橋は、静かに流れる小川の上に架かり、絵画のような風景を作り出しています。

名主の滝公園 (2023/12/17)

散策路の各所には、東屋やベンチなどの休憩ポイントが設けられています。

名主の滝公園 (2023/12/10)

そこからは、緑豊かな自然を一望でき、鳥のさえずりを聞きながら、穏やかな時間を過ごすことができます。

名主の滝公園

名主の滝公園は、一部の通路が封鎖されていました。木橋の安全性が保証できないという状況は、公園を利用する際に残念な一方で、冒険心をくすぐる側面があるかもしれません。

名主の滝公園 茶室

名主の滝公園を訪れた際、ひときわ目を引いたのが、ひっそりと佇む茶室でした。

名主の滝公園 茶室

予約が必要とのことで、残念ながら中に入ることはできませんでしたが、門から覗き込むだけでも、その風情ある佇まいを感じることができます。

名主の滝公園 茶室

特に印象的だったのは、茶室を取り囲むイチョウ並木です。訪れた時期が秋だったため、イチョウの葉は黄金色に染まり、まるで絨毯のように地面を覆っていました。その美しい光景は、まるで別世界のようです。

名主の滝公園 薬医門

名主の滝公園の東側には、薬医門があります。由緒ある、歴史を感じさせる重厚な造りが特徴です。

名主の滝公園 老人いこいの家

名主の滝公園には、レンガ造りの落ち着いたデザインの建物があります。

名主の滝公園 老人いこいの家

この建物は、「名主の滝老人いこいの家」と呼ばれる施設です。北区に住む、60歳以上の方々が、健康増進や仲間づくりを楽しめる憩いの場です。

名主の滝公園 老人いこいの家

同じ年代の方々と交流し、新たな趣味を見つけたり、地域社会とのつながりを深めたりすることができます。

名主の滝公園

名主の滝公園は、自然の音や風景に包まれた、心が安らぐ公園です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

  • 2023/12/10 初版
  • 2023/12/17 更新

神秘的な狐の伝説 王子稲荷神社

王子稲荷神社は、東京都北区岸町にある神社です。

王子稲荷神社

王子稲荷神社は、平安時代から続く歴史ある神社です。関東稲荷総社の格式を持ち、江戸時代より庶民に親しまれてきました。大晦日、稲荷の使いである狐が、近くの榎の下で身なりを整え、この神社に初詣をするという言い伝えがある神社です。

王子稲荷神社

王子稲荷神社は、高台の中腹に位置しています。拝殿へ続く石段を昇るたびに、周辺の雰囲気は、神聖な空気に満ちてきます。王子稲荷神社は、かつては杉の大木に囲まれた神秘的な場所でした。

王子稲荷神社

王子稲荷神社の境内は、シンプルな造りながらも、そこには歴史と信仰が深々と根ざしています。境内には、狐が住んでいたとされる「狐穴」と呼ばれる横穴があり、古墳の跡との説もあります。神使である狐が大切にされていた歴史を感じられる場所です。境内には、様々な表情を見せる狐の石像が点在し、そのどれもが来訪者を温かく見守っています。

王子稲荷神社 拝殿

装飾の鮮やかな拝殿は、周囲の緑豊かな木々と調和し、訪れる人の心を穏やかにします。春には桜が咲き誇り、境内は桜色に染まります。四季折々の美しい姿を見せてくれるのも、王子稲荷神社の魅力の一つです。

王子稲荷神社 本宮

拝殿の北にある通路を進むと、朱色の鳥居があり、その先には本宮があります。静寂に包まれた参道には、狐の石像が、まるで参拝者を本宮へと導く道しるべのように鎮座しています。その狐の石像は、今にも動き出しそうなほど不思議な力を感じます。

王子稲荷神社 三社合祭社

本宮の右手には、さらに通路が続いています。その先には、3社が合祀されています。

王子稲荷神社 三社合祭社

左から亀山稲荷神社、嬉野森稲荷神社、北村稲荷神社です。

王子稲荷の坂

王子稲荷神社の南側には、「王子稲荷の坂」と呼ばれる急な斜面の坂があります。この坂道は、江戸時代から多くの人々が王子稲荷神社へ参拝する際に利用されてきました。中山道とつながっているので、遠方からも多くの参詣者がこの坂道を登ったことでしょう。

王子稲荷神社

王子稲荷神社は、狐の伝説や、大晦日の「狐の行列」など、神秘的な要素が多く、訪れる人の心を惹きつける魅力がある神社です。

王子稲荷神社

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。