下水道の歴史や技術を学べる 小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ・B2 くらしと下水道

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ・B2 くらしと下水道は、東京都小平市上水本町にある博物館です。

小平市ふれあい下水道館

小平市ふれあい下水道館は、下水道をテーマとした日本唯一の施設です。地下25メートルに位置する実際に使用されている下水管に入ることができ、下水道に関する知識を深めるユニークな体験を提供しています。館内には、下水道の仕組みや歴史、小平市の水環境に関する展示が充実しており、家族連れや学習目的の訪問者に適した場所です。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

B1 ワークショップは、実験空間として様々な活動が行われています。ここでは、理科の課外授業として、下水道に関連する実験や活動を体験することができます。ワークショップにアクセスするためには、螺旋階段の「洞窟階段」を下ります。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

ワークショップへ続く「洞窟階段」の途中には、パネルの展示が行われています。地下での下水道整備がどのように進められてきたのか、地下の地質や土壌の特性について詳しく説明されています。下水道管が地下のどのような環境に設置されるか、そしてそれがどのように影響を与えるかについての知識が深まります。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

ワークショップの部屋は、教室のように整理された空間で、参加者が実際に実験を行ったり、微生物の観察をしたりできるようになっています。この部屋では、下水道に関連した科学的な知識を学び、実際に体験を通して学びの深さを感じることができます。参加者が実際に触れることのできる道具や展示が多く、楽しみながら学べる環境が整っています。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

ワークショップの部屋には、水に住む生物の写真が展示されています。展示されている写真は、綺麗な水と汚い水に住む生物の違いを視覚的に学べるように設計されています。汚い水に生息する生物は、環境に適応した形態をしており、細長い体型を持つことが多いです。この特徴は、酸素が少ない環境でも生き抜くための適応の一環です。これにより、水質の違いが生物に与える影響や、下水道処理の重要性を実感することができます。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

展示の中には、東京都内の川の上流域、中流域、下流域に住む魚たちの写真もあります。これらの写真を通して、川の水質や環境がどのように異なるのか、そしてその環境に適応した生物たちがどのように暮らしているのかを学ぶことができます。水の流れや水質が生態系に与える影響を感じ取ることができる展示です。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

展示品の中には、下水汚泥から作られたビンや板が展示されています。これらは、下水汚泥がどのように再利用されているかを示すものです。トイレットペーパーに関する展示では、昔、トイレットペーパーは木切れを使っていたことがあり、その歴史的背景についても紹介されています。

小平市ふれあい下水道館 B1 ワークショップ

ワークショップの一環として、ビデオの放映も行われています。「モンタの冒険」は、4000年にわたる下水道の歴史と未来の姿を冒険的なタイム・トラベルを通じて描いた、明朗痛快な広報・教育映画です。この映画では、下水道の発展とその重要性を、楽しく学べる内容として紹介しています。タイムトラベルの形式を取ることで、観客は過去から未来へと進む中で、下水道の成り立ちや進化を実感しながら学びます。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道では、地下に隠れた下水道の実態を模型や映像を通じて学べます。都市の地下で見えない部分がどのように機能しているのかを、視覚的に理解できる展示が行われています。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

展示は、どれも目を引く斬新なデザインの装置が特徴です。特に、江戸時代や明治時代の水事情についての展示では、当時の技術や生活がどのように下水道と結びついていたのかが分かります。時代ごとの水事情を学び、下水道の進化を実感することができます。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

館内では、ホログラムを使用した展示があり、立体的に浮かび上がる人物が井戸の水を利用していた過去のストーリーを語りかけてきます。この技術を通じて、観光客は井戸水の重要性と、その後の水道インフラの進化を視覚的に楽しむことができます。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

B2 くらしと下水道では、マンホールや水道管の耐震化構造についての詳細な解説も行っています。都市のインフラがどのように地震に備えて設計されているかを学ぶことができます。耐震化に関する技術は、災害時の対応として非常に重要であり、その重要性を実際の構造を通じて理解できます。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

合流式と分流式の下水道の違いについて学ぶことができます。合流式下水道は雨水と汚水を同じ管で処理する方式、分流式下水道はそれぞれの水を別々に処理する方式です。新しい都市では分流式が多く採用されており、古い都市では合流式が一般的です。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

公共下水道計画とその防災対策についても触れています。下水道が災害時にどのように機能するのか、その重要性を理解することができます。特に、都市の地下に広がる下水道が、豪雨や洪水などの自然災害時にどのように対応しているのかを知ることができます。

小平市ふれあい下水道館 B2 くらしと下水道

館内では、街から流れ出た下水がどのように処理されるのかを示す模型が展示されています。水色の光が移動する様子を通じて、下水がどのように流れ、最終的にどのように処理されるのかが視覚的にわかります。これにより、観光客は下水の流れを理解し、下水道システムの全体像を把握することができます。

小平市ふれあい下水道館

小平市ふれあい下水道館は、展示や体験を通じて、下水道が都市生活に与える影響を学び、実際のインフラがどのように機能しているかを理解できます。特に、下水道システムの歴史や技術、そして未来に向けた取り組みについて知ることができる貴重な場所です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。