深大寺(じんだいじ)は、東京都調布市深大寺元町にあるお寺です。
深大寺
深大寺は、江戸時代初期の創建とされている寺院です。厄除けの霊験あらたかな寺として広く知られ、信仰を集めてきました。特に、厄除けや健康祈願のために訪れる人々が多くいます。寺の周囲には美しい自然が広がり、緑豊かな散策路は、四季折々の風景を楽しむことができます。春には桜、秋には紅葉が美しく、自然と歴史的な建物が調和した環境が魅力です。
2019/01/05
2024/01/01
深大寺 山門
深大寺 山門は、参道から少し高い位置に立っています。寺の敷地の入口として訪れる人々を迎える重要な建造物です。山門は、寺院の象徴的な存在で、参拝者にとって寺院の境内に足を踏み入れる前の一つの節目となります。
深大寺 山門
正面には「浮岳山」の山号額が掲げられ、深大寺の霊的な意味合いや山岳信仰を表現しています。この山門は、1865年の火災の際にも常香楼とともに火災を免れた貴重な建物で、現在も深大寺内で最も古い建物の一つとして存在しています。
深大寺 本堂
境内に足を踏み入れると、まず目を引くのが本堂です。深大寺の本堂は、荘厳な雰囲気の中に、落ち着いた美しさがあります。本堂には、色鮮やかな五色幕(ごしきまく)が飾られています。
深大寺 本堂
本堂前に掲げられる五色幕は、仏教の儀式や祭りでよく見られる装飾です。五色の布(青、赤、黄、白、黒)は、それぞれ東南西北中央を象徴し、宇宙の調和や仏教の五徳を表しています。これらの色は、参拝者に精神的な浄化や守護、願いの成就を祈念する意味が込められています。五色幕が風に揺れる光景は、深大寺の神聖な雰囲気を一層引き立てています。
深大寺 本堂
深大寺 本堂にて新年の参拝、初詣を行いました。本堂前の五色幕が風に揺れる中、深大寺の静寂な境内で祈りを捧げることで、心も落ち着き、穏やかな気持ちで新しい年を迎えることができます。
深大寺
深大寺の境内には、常香炉やおみくじを販売する授与所が設置され、参拝者が絶え間なく訪れるため、賑わいを見せています。常香炉は、お寺の中心に位置し、参拝者が煙を体に浴びることで、清めや厄払い、さらには健康や幸運を願う習慣が根付いています。煙を浴びることで、心も体もリフレッシュされ、願い事が成就すると信じられています。
深大寺 鐘楼
鐘楼は、仏教の修行の一環として、除夜の鐘や祈願の鐘を撞くために使われます。特に新年の初詣時には、参拝者が順番に鐘を撞き、新年の平安と幸福を祈願する姿が見られます。鐘の音は、朝、昼、夕の時間帯に響き渡ります。
深大寺 門柱
深大寺は、厄除けや良縁を祈願する人々に人気の、歴史ある仏教寺院で、自然に囲まれた静かなパワースポットです。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2019/01/05 初版
- 2024/01/01 更新