サカタのタネグリーンハウス トロピカルガーデンとカクタスガーデンは、神奈川県相模原市南区麻溝台にある植物園です。
神奈川県立相模原公園は、四季を通じて花と緑と水に満ちた景観を楽しむことができる公園です。雑木林に囲まれた園内にはフランス式庭園、菖蒲園、熱帯植物園などがあり訪れる人々を魅了しています。
サカタのタネグリーンハウスには、有料エリアのトロピカルガーデンとカクタスガーデンがあります。従来の生態温室とは少し趣を変えた花々が楽しめる屋内庭園です。この二つのエリアは、エリア内の階段で繋がっています。
トロピカルガーデンに足を踏み入れると、南国ムードに彩られた緑と花の屋内庭園が広がります。
ガラス張りの大温室のトロピカルガーデンは、熱帯地方の様々な植物が展示されています。ブーゲンビレア、ハイビスカス、ラン、そしてマダガスカル原産のタビビトノキなどの、色とりどりの花が咲き誇っています。
トロピカルガーデンの一画には、スパイスコーナーがあります。スパイスの多くは熱帯地方原産です。スーパーマーケットで販売されているスパイスの瓶の写真とともに、スパイスの実の写真が展示されているので、どのようなスパイスが私たちの食卓に届くのかを知ることができます。
トロピカルガーデンを歩いていると「パンダ」と書かれている植物がありました。植物の「パンダ」は、根を露出してバスケットで育てる種類の洋ランです。Vanda(バンダ)は、青、紫、赤紫などの花を咲かせます。
トロピカルガーデンは熱帯地方の気候を再現しているため、非常に高温多湿です。トロピカルガーデンは、南側のドアから外に出ることができます。外に出ると、県立相模原公園の世界が広がり、高温多湿な温室から開放され、とても気持良く感じます。
トロピカルガーデンには、人工の滝があります。南国のジャングルにいるような雰囲気を演出する、魅力的なスポットです。温室内の高温多湿な空間に水音が響き渡り、マイナスイオンが豊富に発生し、心身をリラックスさせてくれます。
滝の裏手には階段があります。階段を上がるとカクタスガーデンのエリアへ行くことができます。頭上には、緑色のバナナがぶら下がっているのがとても印象的です。
カクタスガーデンは、直径80センチメートルの県内最大級のサボテン「キンシャチ」や、珍しい多肉植物「アカベSP」など数十種類が展示されているエリアです。
2階のカクタスガーデンからは、眼下にトロピカルガーデンを望むことができます。まるでジャングルの上空から見下ろしているような感覚です。15,000以上の金属ピースからなる「光のカーテン」もみどころの一つです。
カクタスガーデンには、幾何学的な多角形のオブジェが置かれています。中にはサボテン、シルバーリーフ、ヒボタンなどの植物が展示されています。まるで多肉植物の宝石箱のようです。
トロピカルガーデンとカクタスガーデンは、一度チケットを購入すれば何度でも出入りすることができます。高温多湿なトロピカルガーデンから出て、「アクアテラス」で休憩し、再度一度入園することができます。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。