首都圏外郭放水路は、埼玉県春日部市上金崎にある施設です。
洪水を防ぐために建設された世界最大級の地下放水路、首都圏外郭放水路は、地底50mの巨大神殿として有名です。
中川や綾瀬川の流域は土地が低く水がたまりやすい地形で、中小河川は洪水になりがちでした。そんな時に、首都圏外郭放水路を利用することで、水の一部をゆとりのある江戸川へと流すことができるようになっています。首都圏外郭放水路の目の前は、江戸川の広い河川敷ですね。
首都圏外郭放水路の調圧水槽に一時的に水をためることにより、周辺地域の洪水被害を軽減できたそうです。水槽の大きさは、人と比較するとものすごく大きいことが分かりますね。
各河川から洪水を取り入れる「立坑」はも非常に大きく、まるでCGで作ったかのようなサイズ感ですね。奥にある階段と比較すると、立坑の大きさがよくわかると思います。
訪れた時、何かの撮影が行われていました。巨大神殿作りの調圧水槽は、テレビや映画の撮影のロケ地としてはインパクトがある場所なのでしょうか。
水槽の柱には撮影用のニセモノの爆弾が仕掛けられていました。撮影しているのは、何か特撮モノっぽいような気もしますね。
中央コントロールルームはデスクと机があり、ここから首都圏外郭放水路の各設備に司令を送ります。作戦会議を行う秘密基地のようですが、洪水発生時には緊張感のある現場になりそうですね。
首都圏外郭放水路にある設備はどれも規模が大きく、見ていて飽きません。
機会があれば、再度来てみたいと思います。
それでは、また。
- 2012/9/12 初版
- 2012/12/6 更新