美し森 展望デッキは、山梨県北杜市大泉町西井出にある展望デッキです。
美し森は、標高1543メートルの小高い丘に位置し、清里高原の代表的な景勝地の一つです。山頂まで徒歩15分ほどのハイキングコースが整備されており、気軽に登ることができます。展望デッキは、展望台の途中にある真新しい展望デッキです。
ふもとには無料駐車場と美し森観光案内所があり、ここが登山のスタート地点になります。案内所の前には整備された階段があり、ここから登山道が始まります。階段はやや急ですが、木々に囲まれた心地よい道が続きます。最初のうちは階段が続くため、ゆっくりとペースを保ちながら登ると良いでしょう。

登山道はジグザグに続く緩やかな上り坂になります。道幅は広めで、歩きやすい土の道が続いています。周囲にはツツジの木々が点在し、6月には美しい花が咲きます。標高が少しずつ上がるにつれ、木々の隙間から遠くの景色が見えるようになり、期待が高まります。

さらに進むと、木々の間から南アルプスや清里高原の景色が見え始めます。まだ山頂ではありませんが、すでに視界が開けており、途中のポイントでも十分に美しい風景を楽しむことができます。風が心地よく吹き抜け、登るごとに異なる景色を楽しめるのが特徴です。

再び登り進めると、目の前には展望デッキが見えてきます。最後のひと踏ん張りで、一気に視界が開ける瞬間は爽快です。展望デッキは木製で、開放的な雰囲気が漂っています。

展望デッキには、木製のベンチが8個設置されています。ハイキングで少し疲れたら、ここで一息つくことができます。広々としたスペースなので、座ってゆっくりと景色を眺めるのに最適です。風が心地よく吹き抜けるため、気温が高い日でも涼しく感じられます。

展望デッキからは、まさに大パノラマの絶景が広がります。八ヶ岳連峰、南アルプス、富士山、秩父山系などの名峰を一望することができます。静かな自然の中に、時折響く踏切の音が聞こえてきました。清里駅付近の踏切の音で、鳥のさえずりや風の音に混じって、遠くから聞こえてくる踏切の音はどこか懐かしく、不思議と心地よい雰囲気を作り出します。自然と鉄道の音が共存するこの風景は、美し森ならではの魅力の一つです。

美し森 展望デッキは、徒歩数分ほどで絶景を楽しめるスポットです。道中も変化に富んだ景色が広がり、登るごとに異なる風景を味わうことができます。展望デッキのさらに上には、展望台があります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。