鹿野大佛(ろくやだいぶつ)は、東京都西多摩郡日の出町平井にある大仏です。
鹿野大佛は、総高18メートル、像高約12メートル、2018年4月に造立した大仏です。大仏は青銅製で、山形鋳物で有名な山形市内の鋳造業者が1,000年前の技術を用い、数多くの匠たちの手により完成しました。
鹿野大佛は鹿野山の山頂にあり、参道入口は喫茶去の正面右側にあります。徒歩で10分もあれば山頂まで行くことができます。
参道は階段の多い坂道ですが、しっかりと整備されているので歩きやすくなっています。鹿野山は四季折々の花が彩り、鳥のさえずりが響き渡り、自然を楽しみながら登頂できます。
鹿野大佛は多摩最大級の大仏です。安らかに微笑みかけるような表情にとても癒されます。鹿野大佛は、江戸時代の図面を基に七堂伽藍の復興を成し遂げ、人々の安寧を願い、西多摩に仏教の教えが広まるよう考え、釈迦如来の大佛建立を誓願し、建造されました。
鹿野大佛は、大仏の胎内に入ることができるようになっています。
中に入ってみると、そこには螺髪や仏像や大仏に関係する展示品が置かれていました。鹿野大佛に関する説明版なども置かれています。
胎内は、異空間に迷い込んだ感覚になる暗い一本道の回廊です。所々に展示品やオブジェが置かれていて、ちょっとした展示コーナーのような雰囲気ですね。
出口付近では、おみくじやお賽銭箱が置かれ、記念品も購入できるなど、アミューズメント要素もある展示になっていました。
四季折々変わる景色とともに、凛々しく禅の里を見守る鹿野大佛。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。