鹿野山 神野寺 仁王門は、千葉県君津市鹿野山にある門です。
鹿野山 神野寺は、日本で4番目に開かれた関東最古の名刹(古寺)で、関東三大修験道(鹿野山、筑波山、榛名山)の一山です。仁王門は、鹿野山 神野寺の南側に位置しています。
仁王門は諸堂伽藍へ向かうための結界です。門内には金剛力士像(仁王像)がお寺の守護神として安置されています。仁王門の裏側には、多聞天・広目天が安置されています。
仁王門の向かって右側の仁王像が阿形(あぎょう)像、向かって左側の仁王像が吽形(うんぎょう)像です。阿形像は金剛杵を左手に握りしめている事から、金剛力士と呼ばれています。口を開いた「阿」の忿怒相で、すべてのものの始まりを象徴し、密教では「阿」はすべてが生じる心の源です。吽形像の上半身は裸で腰には短めの桾を付けています。口を結んだ「吽」の忿怒相で、密教では「吽」は心が生じる源が帰着する智徳を意味するものとして、大変大事にしています。
紅葉の季節には、鮮やかな紅葉が山や境内を彩り、美しい景観を作り出します。仁王門と紅葉のコラボレーションは、その威厳と美しさが一層際立っています。紅葉の美しい色合いが仁王門と共に、訪れる人々に心に残る感動的な風景を提供してくれます。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。