麦山浮橋は、東京都西多摩郡奥多摩町川野にある浮橋です。
麦山浮橋は、小河内貯水池に架かる浮橋です。奥多摩湖の南岸と北岸を結ぶ麦山浮橋の上からは、奥多摩の景色を眺めながら散策を楽しむことができる大人気の観光スポットです。
奥多摩湖には麦山浮橋と留浦浮橋の2箇所に浮橋が架かっています。麦山浮橋は、以前はドラム缶の浮子が使用されていたので、通称ドラム缶橋とも呼ばれています。現在は、ポリエチレン・発泡スチロール製の浮子を使用しています。
麦山浮橋の入り口付近には「浮橋は揺れます。気をつけて渡ってください」と書かれた看板が設置されていました。浮橋は固定されていないので、風や人の歩行によって揺れるため、注意を促すものです。
麦山浮橋は奥多摩湖に浮かんでいるため、階段を使って湖面まで降りていきます。足元のすぐ下は、奥多摩湖です。
麦山浮橋を歩くと、ガシャンガシャンと音を立てて揺れます。隣の橋桁に乗り移る時が最も揺れます。しかし、橋全体としては非常に安定感があり、沈むような印象は全く受けません。
麦山浮橋の上からは、360度のパノラマの奥多摩湖が広がります。麦山浮橋は、小河内貯水池の水位が低下し、浮橋の通行に危険な状態になると通行が禁止されるので、渇水期には通行止めとなることがあります。
麦山浮橋は、ポリエチレンや発泡スチロール製の浮子を使用していますが、こんなに小さい浮子なのに、橋が安定して浮いていることに驚きます。
訪れた2月は、奥多摩湖の湖の上では非常に風が吹いていました。自然の力の大きさを改めて感じます。
麦山浮橋から降りた後は、しばらくの間、足元が揺れる不思議な感覚に陥りました。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。