カテゴリー: 28-寿司屋・回転寿司屋

穴子寿司 平島 大丸東京店は、東京都千代田区丸の内にある寿司屋です。

大丸東京店の地下1階にある「穴子寿司 平島 大丸東京店」は、テイクアウト専門の寿司店です。対面販売スタイルのこぢんまりとした店舗で、ガラスケースと陳列棚に寿司が並びます。店の目玉は対馬産の穴子を使った寿司で、見た目の美しさと丁寧な仕上がりが特徴です。店頭には途切れることなく客が立ち寄り、新幹線に乗る前に立ち寄る人も多い印象を受けます。

夕方の帰宅時間帯になると、売り場の前には自然と人が集まり始めます。列をなして商品を選ぶ人々は、どこか急ぎ足で、それでいて真剣な表情をしています。小ぶりな店舗ながら行列が絶えず、商品が補充されてもすぐに手に取られていきます。

閉店時間が近づくと、タイムセールが始まり、寿司や海鮮ちらしが驚くような価格になります。中には定価の半額程度まで値下げされる商品もあり、目の前でどんどん売れていきます。ショーケースの中が次々と空になっていく様子を見ながら、選ぶ楽しさと焦りが混ざる独特の時間を過ごすことができます。

今回は「穴子寿司 平島」の名物のひとつ、海鮮ちらしをひとつ購入してみました。パッケージには「ひらしま」と平仮名で描かれ、魚のイラストがあしらわれた和の雰囲気が漂う粋なデザインです。シンプルながらも印象に残る包装で、新幹線の中で開けるのが少し楽しみになるような佇まいでした。

購入した海鮮ちらしは、ふたを開けると色とりどりのネタがぎっしり詰まっており、ご飯の姿がまったく見えません。マグロ、サーモン、イクラ、穴子など多種多様な魚介が使われており、一口ごとに異なる味わいを楽しむことができます。酢飯の加減もほどよく、全体のバランスがしっかり整っている印象です。

「穴子寿司 平島 大丸東京店」は、旅の途中や帰宅前に立ち寄るにはぴったりの寿司店です。対馬産穴子をはじめとした海鮮を気軽に楽しめるうえ、タイムセールによるお得感も嬉しいポイントです。小さな売場ながらも内容は本格派で、東京駅での乗り換え時に覚えておきたい一軒です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

太呂八寿司は、東京都渋谷区幡ケ谷にある寿司屋です。

幡ヶ谷駅近く、甲州街道沿いに店を構える「太呂八寿司」は、昔ながらの赤酢を使ったシャリが自慢。口に入れた瞬間に広がるまろやかさは、寿司本来の魅力を思い出させてくれます。新鮮なネタと丁寧な仕事で、一貫一貫がしっかりと味わえます。

「太呂八寿司」の扉を開けると、どこか懐かしい空気が流れてきます。木製の古めかしいカウンターに、吊るされた裸電球が淡く灯る様子は、まるで昭和の居酒屋。テーブル席もあり、ひとりでもグループでも落ち着いて食事ができます。

テーブルにはランチメニューが置かれており、手頃な価格の寿司が並びます。にぎり、ちらし、鉄火丼など、シンプルながら定番どころがしっかり揃っていて、初めてでも選びやすい構成です。

今回はにぎり一人前を注文しました。すると、寿司船に盛られてやってきました。気取らず、それでいてきちんと整った盛り付けに、職人の手仕事を感じます。ネタの並びも美しく、食欲がそそられます。

ネタは全体的に厚みがあり、噛むほどに旨みが染み出します。脂の乗ったマグロ、しっとりした白身。シンプルながら雑味がなく、シャリとのバランスも見事です。上品な味わいで、箸がどんどん進みます。

寿司を楽しんでいると、小鉢が一皿サービスで提供されました。中身はピリ辛のモツ煮。これが思いのほか味が濃厚で、寿司の箸休めというより、一品料理としての存在感があります。こういう心遣いがうれしいですね。

さらに、熱々の味噌汁も登場しました。なみなみと注がれた湯気が立ち上り、味噌の香りが鼻をくすぐります。具はシンプルですが出汁が効いていて、食事の締めにぴったりです。飲みごたえのある一杯です。

甲州街道沿いとは思えないほど、昼下がりの店内は静かで落ち着いています。寿司を食べ終えたあと、お茶をすすりながらひと息つく時間も贅沢なひとときです。自然と心が和らぎます。

太呂八寿司は、寿司の基本を大切にしながらも、細かな気配りや季節の一皿で楽しませてくれるお店です。ランチでふらりと寄っても満足度が高く、夜は酒と一緒に一品料理も味わえそうです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。