亀山湖菊まつりは、千葉県君津市川俣旧川俣にある菊まつりです。
亀山湖菊まつりは、毎年11月上旬に開催される花の祭典です。格式の高い花として知られる「菊」は、冠婚葬祭などの節目にも用いられます。丁寧に育てられた菊が一堂に集められ、整然と並ぶ様子は見応えがあります。秋のひとときを美しい花とともに楽しむことができます。
会場となるのは、亀山湖の川俣地区にある広場です。周囲は自然に囲まれた静かな場所で、落ち着いた雰囲気の中で花を楽しむことができます。この日は来場者がおらず、まだ開催前でした。イベントが開催日を迎えると、花を囲んで会話を楽しむ声があちこちから聞こえます。
広場は亀山ダムのすぐ近くにあり、亀山湖もすぐそばに広がっています。湖畔の自然とともに、菊の鮮やかな色合いを楽しめるという贅沢な場所です。
会場には複数のテントが並び、その下には見事な菊の鉢が展示されています。丹精込めて育てられた一鉢一鉢が、誇らしげにその姿を見せています。菊の配置もゆったりとしており、花をじっくりと眺めることができます。
黄色の菊だけでなく、白や紫、ピンクなど、色とりどりの菊が背丈を揃えて並んでいます。並べ方も丁寧で、花の高さは、手前が低く奥が高くなるように調整されており、見た目にも美しさを感じることができます。
会場内の多くの菊には札が添えられており、「一等」「二席」などの評価が記載されています。どの作品も丹精込めて育てられていることがわかり、育てた方々の熱意や工夫が伝わってきます。品評会としての側面も楽しめます。
広場の一角には、菊をゆっくりと眺めるためのベンチが設置されています。天候に左右されずに鑑賞できるように、テントの中にあるため、晴れの日の日差しや、雨の日の湿気も気にせずに過ごすことができます。
特に目を引くのは、三本仕立てで整えられた菊です。左右と中央に伸びる枝が均等に配置され、花の形も美しく整えられています。堂々とした佇まいからは、育てた方の手間と技術、そして花への思いが感じられます。
亀山湖菊まつりは、毎年11月上旬になると開催されます。秋の深まりとともに花が見ごろを迎え、紅葉とともに楽しむことができます。地元の方々による運営も丁寧で、季節の花を気軽に楽しめる貴重な機会となっています。
亀山湖菊まつりは、亀山湖の自然とともに、菊の美しさに触れられるひとときでした。格式ある花である菊の奥深さや、栽培に込められた技術に感心させられました。地元の文化や季節の移ろいを感じることができる、秋の静かな楽しみです。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
