大谷石の歴史が分かる 大谷資料館 資料展示室

大谷資料館 資料展示室は、栃木県宇都宮市大谷町にある展示室です。

大谷資料館 資料展示室

大谷(おおや)資料館は、巨大な地下空間が広がる大谷石の採石場跡に作られた資料館です。地上には資料展示室があり、手堀り時代の道具や機械化と輸送方法の変遷などの資料が展示され、採掘の歴史を伝える資料館になっています。

大谷資料館 エントランス

資料展示室は大谷資料館内にあり、一番遠くの駐車場に停めても徒歩で5分ほどの距離にあります。コロナ禍だったので観光客は少ないですね。

資料展示室 エントランス

中に入ってみると、右手に大谷資料館地下坑道入口があり、奥には大谷石の歴史が分かる資料展示室が見えます。

大谷資料館 資料展示室

採掘が本格的に始まったのは江戸中期で、1959年頃までは手堀り時代でした。この時代で使われた石を掘るためのツルハシや、石を運ぶ時に使われた背負子(しょいこ)が展示されています。1960年以降は機械化が進められていったそうです。

大谷資料館

地下にある石造りの巨大空間は、まるで地下神殿のようなど話題になり、フォトジェニックスポットとしても有名になりました。多くの映像作品のロケ地としても知られ、有名人のサインやポスターなどが掲示され、注目が集まっている様子が伺えます。

大谷資料館 資料展示室

採掘の道具や方法、運搬の方法の遷り変わりなどを中心に構成された資料展示室では、当時の苦労の様子を感じ取ることができます。

坑内入口

資料展示室を出ると、大谷資料館地下坑道入口が見えました。今から、巨大な地下空間が広がる大谷石の採石場跡に行ってみたいと思います。

それでは、また。

大迫力で優しい表情 世界平和を祈念 平和観音

平和観音は、栃木県宇都宮市大谷町にある観音菩薩です。

平和観音

平和観音は高さ27メートルの石造の観音菩薩立像です。大谷資料館から徒歩5分ほど、大谷寺からは徒歩1分ほどの場所にある大谷公園内にあります。

平和観音

案内板によれば、大谷石の採掘場跡地の岩壁にそびえ立つように刻まれた平和観音は、戦没者の慰霊と世界平和を祈念するために彫られたと書かれていました。

平和観音

大谷公園内は広々としていて、大谷石採石場跡の凝灰岩層壁面に総手彫りで彫られてた平和観音は、ダイナミックでとても大きく見え、想像以上の大きさに感動します。

平和観音

近くに寄ってみるととても穏やかな表情の観音像ですね。あの有名な特撮番組のウルトラマンにも登場したことがあるそうです。

平和観音

平和観音の裏手には階段が延びています。登ると写真スポットの展望台があり、採掘場跡を一望できるそうなので、次回は行ってみたいですね。

それでは、また。

裏表で2つの名前を持つ不思議な奇岩群 弁慶の太刀割り岩 亀岩

弁慶の太刀割り岩 亀岩は、栃木県宇都宮市田下町にある岩です。

弁慶の太刀割り岩

立岩街道沿いにはたくさんの奇岩(珍しい形状・奇怪な形状をした岩石)がありますが、弁慶の太刀割り岩はその奇岩群の一つです。

弁慶の太刀割り岩

写真の右側の奇岩は、西から見ると「弁慶の太刀割り岩」という名前が付いていますが、見る角度により表情が変わり、別の名前も付けられているのが特徴です。

亀岩

南から見ると「弁慶の太刀割り岩」は「亀岩」と呼ばれています。先端の部分が亀の頭のように見えますね。

裏表で2つの名前を持つ不思議な奇岩群。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。