亀山やすらぎ館 湖畔亭は、千葉県君津市川俣旧川俣にあるレストランです。
湖畔亭は、千葉県君津市の亀山ダム湖畔にある「亀山やすらぎ館」の中にある食事処です。ダムカレーをはじめとした特徴的なメニューが楽しめます。麺類や定食の他、いのししなどの地元食材を使った料理が揃っていて、釣りの合間や湖畔散策の際に立ち寄るのにぴったりの場所です。
午前10時過ぎに「亀山やすらぎ館」に入ると、湖畔亭の入口には「準備中」の札が掲げられていました。開店時間は11時からのため、それまでの時間は周辺を散策することができます。入口は明るく清潔で、営業開始を今か今かと待つ気持ちになります。次回は開店のタイミングに合わせて訪れることにしました。
別の日に再訪すると、今度はしっかり「営業中」のパネルが出ており、待望の入店が叶いました。穏やかな雰囲気の店内が広がり、あたたかな照明と丁寧な挨拶に迎えられます。営業中の札ひとつで、ようやくダムカレーにありつける期待が高まります。今回はしっかりとお腹をすかせてきました。
入口のすぐ脇には食品サンプルとメニュー表が設置されています。サンプルとメニュー表が置かれ、麺類や定食など多彩な料理が紹介されています。初めての来店でも、ここで何を食べるかすぐに決めることができます。
湖畔亭で一番人気の「ダムカレー」の食品サンプルがありました。亀山ダムを模したデザインが特徴です。日本ダムカレー協会の公認メニューでもあり、ご飯を堤体に見立て、カレーが湖を再現しています。
ダムカレーだけでなく、山菜そばやうどん、ろーすかつ定食といった和風の定番メニューも充実しています。また、ビールやコーヒーなどのドリンクも用意されているので、食事だけでなく休憩にも使うことができます。季節によっては冷やしメニューも加わるなど、バリエーションに富んだラインナップが揃っています。
店内は非常にゆとりのある造りで、テーブル席の間隔が広く取られています。グループでも落ち着いて食事をすることができます。大きな窓からは日光が差し込み、自然光で明るく、開放的な雰囲気があります。外の景色を眺めながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。快適な空間づくりに配慮された構造です。
天気の良い日には、外のデッキ席で食事を楽しむこともできます。湖畔の風を感じながら味わうダムカレーやそばは、また格別の趣があります。デッキ席は屋根付きなので、日差しを避けながら利用することができます。春や秋の心地よい季節には、外の席を選ぶことでより一層の開放感を味わうことができます。
各テーブルにはメニュー表が設置されており、ゆっくり選ぶことができます。豚肉を使った料理が多いのは、「林SPF」という千葉県のブランド豚を使っているためです。安心・安全を追求し、味も抜群です。とんかつやしょうが焼きなど、林SPF豚を使った料理はどれも柔らかく、脂の甘みが感じられる仕上がりです。
湖畔亭では、茨城県常総地区で捕獲されたイノシシやシカを使ったジビエ料理も提供されています。自然の中で育った野生動物ならではの旨味と歯ごたえが特徴です。特に「いのししカツ」は、臭みがなく食べやすいと評判で、ジビエ初心者でも楽しむことができます。
湖畔亭の名物料理は、亀山ダムをモチーフにした「ダムカレー」です。白米でダムをかたどり、カレールーが湖を表現しています。さらに三個の唐揚げが添えられていて、これは近くの三石山にある三つの巨石をイメージしたものです。視覚的にも楽しく、見て驚き、食べて満足できる一品です。ルーはまろやかで辛さ控えめなので、子どもでも安心して食べることができます。
続いて注文したのは「いのししかつ定食」です。しっかりと厚みのあるイノシシのカツが主役で、カツの横にはサラダがたっぷり盛られていて、見た目にも鮮やかです。さらに、白米、味噌汁、漬物、小鉢がセットになっており、栄養バランスも整っています。
サクサクの衣に包まれた肉は力強い旨味を感じさせ、しっかりとした噛みごたえもあります。イノシシ肉は想像以上にクセがなく、ジューシーで驚くほど食べやすいです。下処理が丁寧にされているため、ジビエ初心者にも安心です。ボリュームと満足感を兼ね備えた、頼んで損のない定食です。
湖畔亭は、亀山ダムをモチーフにしたダムカレーを中心に、地元食材を活かした多彩な料理を楽しむことができます。店内の雰囲気も落ち着いており、食事だけでなく観光の拠点や休憩場所としても活用することができます。館内の丁寧な設えが、食事の時間を豊かにしてくれます。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2023/04/18 初版
- 2024/11/05 更新