阿字(あじ)神社は、静岡県富士市鈴川町にある神社です。
阿字神社(あじじんじゃ)は、伝承によれば、この神社は人身御供の習わしがあった地に創建されたとされます。伝えられる逸話には、旅人の女性を三股淵の大蛇に生贄として捧げる風習があったものの、「おあじ」という女性の働きかけによって、この慣習が廃止されたというものがあります。その後、彼女を祀る神社が建立されました。
富士と港の見える公園の南側の道路沿いには、阿字神社の里宮があります。白い鳥居が立ち、その奥には落ち着いた雰囲気の社殿が鎮座しています。周囲の景観とも調和し、穏やかな空間が広がっています。
公園内には、阿字神社の石柱が立っています。この石柱には「阿字神社奥宮」と刻まれており、公園内にはその奥宮も存在します。里宮からは少し離れた場所にあり、奥宮独特の神聖な雰囲気を感じることができます。
阿字神社奥宮は、赤い鳥居が印象的です。社殿はシンプルながらも趣があり、公園の自然に溶け込んでいます。緑に囲まれたこの場所は、静かで落ち着いた空気が漂っています。
奥宮の正面右奥には、もう一つ赤い鳥居が見えます。この鳥居は、奥宮と並び立ち、神聖な雰囲気をさらに際立たせています。周囲の自然と相まって、神秘的な空間を作り出しています。
奥宮の近くには、大隈稲荷大神が祀られています。稲荷神社らしく、赤い鳥居とともに鎮座しており、訪れる人々に静かに見守られているような雰囲気があります。
阿字神社は、伝承とともに語り継がれてきた歴史を持つ神社です。里宮と奥宮、それぞれに趣があり、公園内に点在する鳥居や社殿に訪れれば、静かな時間を過ごすことができます。
機会があれば、再度来てみたいですね。それでは、また。