伝説が語られる橋 どろぼう橋

どろぼう橋は、埼玉県川越市西小仙波町にある橋です。

どろぼう橋

どろぼう橋は、喜多院の南側にある橋です。この「どろぼう」は「泥棒」のことを意味し、名前の由来には伝説があります。

どろぼう橋

江戸時代のある日、町で悪さをした泥棒が捕り方に追われていました。逃げ場を失い、藁にもすがる思いで逃げ込んだのが、喜多院の山門とは反対側の入口にかかる、この橋でした。

どろぼう橋

泥棒は、この橋を渡って喜多院の境内へ逃げ込みました。当時は、寺社仏閣の境内は捕り方の立ち入りが禁止されていたため、泥棒はここで一安心したのです。

どろぼう橋

助けてもらった泥棒は、喜多院の大師様に参拝し、深く罪を悔い改めました。そして、改心した泥棒は、二度と悪さをしないと誓ったのです。

どろぼう橋

その泥棒は、その後真面目に暮らしました。そして、その橋の名前は「どろぼう橋」と呼ばれるようなりました。これが、橋の名前の由来です。

どろぼう橋

伝説の泥棒のように、現代の「どろぼう橋」も困っている人を助ける橋なのかもしれません。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。