医療と歴史が交差する場所 広見公園 杉浦医院

広見公園 杉浦医院は、静岡県富士市伝法にある史跡です。

広見公園 杉浦医院

杉浦医院は、富士市指定の有形文化財として、地域の医療の歴史を物語る貴重な建物です。1919年に、吉原伝馬町(富士市中央町一丁目)に地域の医院として建設されました。木造擬洋風の建築様式を取り入れた杉浦医院は、移築復元され、展示施設として利用されています。

広見公園 杉浦医院

外観は洋風でありながらも、内部には和室があり、時代を超えて医療と地域をつなげてきました。建物内部は文化財保護のため、立ち入りが制限されています。内部には畳敷きの部屋や、当時の診療室などがあり、昔の医療の現場を感じさせます。体重計には、長年の使用を経て歴史を感じることができます。

広見公園 杉浦医院

建物の中には薬を受け渡すための小さな窓口があり、患者と直接接触を避けるために工夫されていたことが伺えます。診療所としての機能が発展する中で、こうした配慮がされていたことは、当時の医療環境や地域社会への思いを感じさせます。小さな窓口には時代の変遷を感じることができます。

広見公園 杉浦医院

杉浦医院の側には、建物の歴史や特徴を説明するパネルが設置されています。建物の重要性や当時の医療のあり方について学ぶことができます。パネルは、杉浦医院がどのように地域に貢献し続けたのか、またその文化的背景を理解する手助けをしてくれます。

広見公園 杉浦医院は、地域の医療史を知る上で欠かせない貴重な文化財です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。