明見湖(あすみこ)公園は、山梨県富士吉田市小明見にある公園です。
明見湖公園は、豊かな自然に囲まれた憩いの場です。湖面には蓮が一面に広がり、「はす池」の愛称で親しまれています。清流と沼が混ざり合い、多様な生き物たちが生息するこの場所は、多くの水鳥たちの安息の地でもあります。
明見湖公園は、春には桜が咲き乱れ、夏には蓮やアジサイが鮮やかに彩ります。秋には紅葉が湖面に映り、四季折々の美しい景色を楽しむことができます。
公園の中央にある明見湖は、かつて富士山信仰の聖地として、富士山八湖の一つに数えられていました。湖面には約2万株の蓮が群生し、特に8月には美しい花を咲かせ、多くの人々を魅了します。
湖畔には、元気いっぱいの絵柄が描かれたコンクリートの壁があります。この壁は、明見湖環境フェスティバルが開催された時にリニューアルされた壁で、地元の小中学生や一般の方によって描かれました。明見湖公園の自然保護への意気込みが強く表れています。
北斎の「阿須見村の富士」の石碑が置かれています。「阿須見村の富士」は、「阿須見」という地名に掛かる「あ!隅に見える富士」という地口で、北斎のユーモア感覚と、作品に遊び心を加える工夫を物語っている作品の一つです。
明見湖の水は非常に澄んでいて、「明見湖公園の湧き水」として知られています。公園の裏手には水くみ場があり、地元の人々や観光客が水を汲みに訪れます。
公園内では、自然観察やウォーキングなど、自然と触れ合うことができます。「杓子山」への登山道も整備され、ハイキングを楽しむこともできます。展望台が設置されているので、写真愛好家にとって「はす池」の絶好の撮影スポットとしても人気です。
アジサイやハスの開花状況は、例年、見頃は7月下旬から8月下旬頃で、花が開ききる前の午前中が特に美しいとされています。訪れた11月は、ハスは花を落とし、葉も枯れていました。枯れたハスは、夏の華やかさとはまた違った美しさがあります。
明見湖公園には、「富士吉田市 明見湖公園体験工房施設」があります。エントランスには「はす池体験工房」のパネルが設置され、環境学習や環境教育などのプログラムが実施されています。
体験工房施設は、地域の集会所としても利用され、お祭りが行われる際には、工芸品を販売したりキッチンカーが出店し、飲食を楽しむことができます。
明見湖公園は、人々が自然と一体となり、心身のリフレッシュできる空間です。四季折々の美しい風景の中で、ウォーキングや自然観察など、様々な過ごし方を楽しむことができます。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。