安全と眺望の両立 遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

遠州灘海浜公園 津波避難マウンドは、静岡県浜松市中央区中田島町にある丘です。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

遠州灘海浜公園 津波避難マウンドは、浜松市南区中田島町にある遠州灘海浜公園の北側に、整備されている津波避難マウンドです。標高13.2メートルで、現状地盤より10.5メートル高く、浜松市内でも最大級の避難マウンドです。盛土量は59,010立方メートルに達し、9,000台以上のダンプトラックが搬入しました。頂上の避難スペースは1,000平方メートルあり、最大1,000人が避難できる構造になっています。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

津波避難マウンドに近づくと、階段が頂上まで続いているのが目に入ります。階段は3か所設置されており、どこからでも登ることができます。緩やかな勾配で整備されており、幅も十分にあるため、安全に登ることができます。避難用の施設ですが、日常的にも利用できるよう配慮されている印象を受けます。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

マウンドにはユニバーサルデザインとしてスロープも設置されています。スロープは5%以下の勾配で、マウンドを一周するように整備されています。車いすやベビーカーでも利用できるよう配慮されていますが、階段に比べると距離が長く、時間がかかります。早く登りたい場合は、階段を利用するのが便利です。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

頂上まで登ると、周囲の景色が一望できます。特に南側の眺望が開けており、遠くに太平洋が広がっています。標高13.2メートルの高さがあるため、周囲の建物よりも高い位置から景色を楽しむことができます。晴れた日には、青い海と空が広がり、気持ちの良い空間になっています。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

北側には、浜松駅周辺のビル群が見えます。距離はありますが、ランドマークとなる高層ビルがはっきりと確認できます。市街地と自然のコントラストを感じられるのも、このマウンドならではの景色です。浜松市の広がりを実感できるスポットになっています。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

避難マウンドの周辺には、いくつかの注意書きが掲示されています。その中でも目を引いたのは、凧揚げの禁止に関するものです。公園内ということもあり、凧揚げをしたくなる場所ですが、安全管理のためか、制限されています。

遠州灘海浜公園 津波避難マウンド

遠州灘海浜公園 津波避難マウンドは、避難施設としての役割だけでなく、景色を楽しめる場所です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。