御殿滝は、山梨県甲府市心経寺町にある滝です。
御殿滝は、徳川家康が甲府入府の際に立ち寄ったことにちなむといわれている滝です。かつては、滝のそばにお堂が建てられ、修験者たちが厳しい修行に励む聖地として人々に崇められてきました。
御殿滝は、山梨県甲府市心経寺町と中道町の町境に位置しています。
御殿滝へのルートの崖側には手すりが設置され、安心して散策することができます。秋には、落ち葉が絨毯のように敷き詰められ、サクサクと音を立てながら落ち葉の上を歩けば、大自然を満喫することができます。
なだらかな斜面を下り御殿滝に近くなると、石段のエリアが現れます。御殿滝はまもなくです。
葉が落ちた木々の間から、透き通った水が流れ落ちる滝が見えました。御殿滝の水の音は、静寂な森の中で一定のリズムで響き渡っています。
御殿滝には、東屋が設置されています。木製の古びた東屋は、まるでこの風景の一部であるかのように、自然の中に溶け込んでいます。
東屋から少し顔をのぞかせると、より近くで滝の音を聞くことができます。豊かな自然に囲まれた静寂な空間で、滝の音を聞きながら深呼吸すれば、日頃の疲れも癒されます。
落差約8メートルの御殿滝から流れ落ちる水は、特に夏の暑い時期には、訪れる人々の心を涼やかに潤してくれます。他に観光客はおらず、この空間を独り占めすることができました。
静かに御殿滝を見つめていると、昔、この場所で修行に励んでいた修験者の姿が目に浮かびます。滝つぼの周りには、苔むした石が散らばり、長い年月をかけて自然が作り出した神秘的な風景が広がります。
御殿滝は、緑豊かな自然の中にひっそりと佇む、癒やしの空間です。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。