久能山東照宮 金の成る木は、静岡県静岡市駿河区根古屋にある木です。

久能山東照宮には、徳川家康公にまつわる「金の成る木」の伝説があります。家康公が家臣にこの木について問うたところ、誰もその答えを知らなかったため、家康公は自ら筆を取り、三本の木を描きました。それぞれ「よろず程のよ木」「志ひふかき」「志やうぢ木」と書き、信じれば富貴を得られると説かれました。
「金の成る木」は、1本の根から3本に分かれ、空へと伸びる立派な姿をしています。この木は、家康公の教えと重なるものがあり、正直であること、慈悲深くあることが、人生を豊かにすると伝えています。その意味を知ることで、より深く歴史に触れることができます。

「金の成る木」の前には、その伝説に関する説明が掲示されています。説明文では、家康公が描いた木とその後、細川忠興公が追加した枝に込められた教えも紹介されています。それぞれの木は、徳を表し、それを信じることで繁栄と幸福を得るとされています。

久能山東照宮の「金の成る木」にまつわる伝説は、家康公が教えた教訓として長い間伝えられています。信念と誠実さ、そして心の豊かさが繁栄をもたらすというその教えは、今も多くの人々に伝えられ、参拝者の心に響いています。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。