航空神社は、神奈川県相模原市緑区川尻にある神社です。
城山湖は、1965年に造られた人造湖で、津久井湖との高低差を利用して発電を行う純揚水式の発電所です。夜間に津久井湖から水をくみ上げ、昼間に放流することで発電を行っています。城山湖の周辺には散策路が整備されており、展望台からの眺望を楽しむことができます。その中でも「航空神社」は、歴史を感じる小さな神社として訪れる人が多い場所です。
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航空神社へ向かうには、いくつかのルートがあります。一般的なのは、城山湖 展望台から進み、城山湖の石碑の脇を通り、その先の階段を利用して石碑方面へ向かうルートです。入口には、滑らかな岩肌がむき出しになっている場所があります。
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階段には、「航空神社」と書かれた木の看板が立てられています。急な階段ですが、手すりが設置されているため、慎重に進めば問題なく登ることができます。足場が不安定な場所もあるため、滑りにくい靴を履いていくのがおすすめです。ここを抜けると、森林に囲まれた登山道のような散策道へと続いていきます。
航空神社へ向かう道のりは、舗装されていない自然のままの道です。航空神社のある龍籠山は登山道に近い雰囲気で、木の根や石が点在しているため、動きやすい服装が適しています。特に夏場は虫が多いため、長ズボンや長袖を着用すると快適に歩けます。冬場には風が強いことがあるので、防寒対策をしっかりと行っておくと安心です。
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航空神社へ向かう道は東へと続いています。道中は木々が生い茂り、自然に囲まれた静かな雰囲気です。季節によっては鳥のさえずりが聞こえ、春には新緑、秋には紅葉が楽しめる場所でもあります。道が狭い場所もあるため、周囲を確認しながら歩くのが良いでしょう。
進んでいくと、少しずつ木々の間から景色が見え始めます。次第に視界が開け、遠くの景色を望めるようになります。このあたりまで来ると、航空神社はもうすぐです。険しい道が続きますが、もうひと踏ん張りで到着するので頑張りましょう。
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さらに進むと、小さな祠が見えてきます。ここが航空神社です。静かで厳かな雰囲気に包まれています。訪れる人も少なく、落ち着いた時間を過ごすことができます。
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航空神社は、戦時中に起きた飛行機事故の慰霊のために建立されました。1941年、訓練飛行を行っていた爆撃機がこの地に墜落し、搭乗員が亡くなりました。その搭乗員を悼むために、航空神社が建てられました。今もなお、多くの人がこの場所を訪れ、手を合わせています。
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標高325メートルのこの場所からは、素晴らしい展望が広がっています。晴れた日には、相模原市街だけでなく、新宿の高層ビル群やスカイツリーまで望むことができます。
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航空神社は、戦争の慰霊だけでなく、航空の安全を祈る場所としても大切にされています。この地で、空の安全を願う人々が訪れます。空を見上げながら、この地での歴史に思いを馳せるのも良いかもしれません。
入口から徒歩約10分程度の場所にある航空神社は、歴史を感じながら素晴らしい景色を楽しめるスポットです。急な階段や登山道に近い道のりが続きますが、その先には静かな祠と開放的な展望が待っています。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。