毎月28日は蚤の市 成田山川越別院

成田山川越別院は、埼玉県川越市久保町にあるお寺です。

成田山川越別院

成田山川越別院は、喜多院の北側に位置し、地元では「お不動様」として親しまれている成田山新勝寺の別院のお寺です。目の病を不動明王に祈願して全治した千葉の石川照温が1850年に創建しました。

成田山川越別院

成田山川越別院では、毎月28日に「蚤の市」が開かれています。古着、着物、骨董品、古民具など、様々な品々が並びます。中には、思わぬ掘り出し物も見つかるかもしれません。

成田山川越別院

蚤の市には約100店ほどの出店が出店し、とても賑わっています。朝6時から午後2時頃まで実施されます。蚤の市を楽しみながら、成田山川越別院の境内を散策するのもおすすめです。

成田山川越別院

参道の両脇には、所狭しと露店が並び、訪れる人々を圧倒します。参道をまっすぐと進むと、正面に威厳ある本堂が現れます。成田山川越別院の本堂は、廃寺になっていた川越久保町本行院を再興して建立されました。

成田山川越別院

成田山川越別院の本堂には、御本尊不動明王が安置されています。1873年に本堂を建立、1833年に現本堂が再建されました。堂内は薄暗く、静寂に包まれており、心が洗われるような感覚を味わえます。

成田山川越別院

成田山川越別院の右手奥には、200匹以上の亀が生息する「亀の池」があります。造られた時期は定かではありませんが昔から放生池(捕えた生物を放ち逃すことにより慈悲心をおこす)として近在の人々に親しまれてきました。

成田山川越別院

初めて見た時は、亀の石像と見間違えましたが、全て生きている亀です。寺の裏庭で卵を産み、孵化した子亀たちは池で元気に泳ぎ回ります。冬眠中は姿を見ることができませんが、春になると活発に動き始め、親亀の背中に子亀、その背中に孫亀が乗るという微笑ましい光景も見ることができます。

成田山川越別院

亀の池のさらに奥には、水子地蔵があります。水子供養とは、胎児や流産、死産、中絶などで亡くなった子供の魂を供養することです。水子地蔵は、水子の魂が成仏できるよう導き、守ってくれると信仰されています。

成田山川越別院

成田山川越別院の水掛不動尊は、水をかけながら願を掛けることによって人々の願いを叶えてくれると言われています。不動明王は、密教における最高位である大日如来の化身であり、煩悩や苦しみをもたらす存在を断ち切り、正しい仏の道へと導いてくれる存在とされています。

成田山川越別院

成田山川越別院は、歴史あるパワースポットです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。