平塚神社は、東京都北区上中里にある神社です。
平塚神社は、源義家の鎧を埋めた塚を起源とし、創立は平安後期元永年中とされている神社です。甲冑塚は、高さがないために平塚とも呼ばれてきました。平塚神社は、東日本旅客鉄道北本線の上中里駅から徒歩で数分の距離にありますが、付近には蝉坂があり、アップダウンの激しい地形になっています。
平塚神社は、滝野川支所前通り沿いにあります。周囲は住宅街が広がり、旧古河庭園や東京都北区防災センターなどの施設もあります。境内には整然とけやきが植えられています。けやき並木は、神社の雰囲気をより一層引き立て、参拝者に安らぎを与えてくれます。
平塚神社の参道を南から北へと歩を進めると、荘厳な石造りの鳥居があります。この鳥居は、神域への入り口を告げ、参拝者の心を清め、静寂の世界へと誘います。平塚神社は、駐車場が併設されているため、車でのアクセスも便利です。遠方から訪れる方も、安心して参拝することができます。
平塚神社は、南北方向に長い境内です。四季折々の風景も楽しむことができる広々とした境内には、様々な境内社が鎮座しています。
平塚神社 菅原神社 (平塚天神社)は、菅原道真公を祀る神社です。学業成就や受験合格を祈願する人が多く訪れます。
二つの鳥居が並ぶ境内社がありました。左が御料稲荷神社で、右が大門先・元稲荷神社です。御料稲荷神社と大門先・元稲荷神社は、どちらも御祭神が保食神で、御神徳が豊作・商売繁盛と共通点が多い神社です。
平塚神社 神輿庫は、神輿を保管するための専用の建物です。平塚神社の参道の左手には神輿庫が連なりますが、神輿庫この神輿庫は、拝殿近くに地座しています。
長い参道を進むと、拝殿が見えてきました。木漏れ日が差し込む参道の両脇には、緑豊かな木々が並び、まるで森の中にいるような感覚です。
荘厳な雰囲気を醸し出す拝殿は、一見すると寺院のお堂にも見えます。神社としては珍しい寄棟造りです。源義家の鎧を埋めた塚は、拝殿裏に「甲冑塚古墳」として存在していますが、柵で囲まれていて、御神体のため非公開です。
平塚神社の御神紋は「五本骨扇に月丸」です。拝殿には5つの本坪鈴が吊り下げているのが印象的です。5つの鈴は五本骨をイメージさせ、健康、富、知恵、平和、愛情など、異なる願いを象徴しているのかもしれません。
平塚神社は、歴史と文化を感じられる素晴らしい場所です。静かな空間で心を落ち着かせたい方におすすめです。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。