緑豊かな空間で歴史を体感 東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村は、東京都多摩市落合にある博物館です。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村

東京都埋蔵文化財センターは、多摩丘陵の3万年の歴史を紹介した展示物や工芸品、旧石器時代から近世にかけての多摩丘陵の資料を展示しています。京王多摩センター駅や小田急多摩センター駅から徒歩で5分程度の場所にあり、駐車場も併設しているので、車でのアクセスも便利です。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村

東京都埋蔵文化財センターは、旧石器時代から江戸時代までの多摩ニュータウン遺跡・企画展示・体験コーナーのある展示ホールと、縄文時代の植生を再現した縄文の森・縄文時代の復元住居3棟・住居型模型がある縄文庭園「縄文の村」の2つの区画に分かれています。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村

縄文の村は、多摩ニュータウン遺跡(縄文時代集落)に盛土をして、当時の多摩丘陵の景観を復元したエリアです。発掘時の状況を再現した住居跡の模型や、当時の植生を再現した植栽、湧水などもあわせて再現し、「縄文の村」の景観を体感することができます。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村 敷石住居 (4,500年前)

敷石住居は、八王子市堀之内の遺跡で発見された住居を移築したものです。床に大きく平たい石が敷かれていることから、敷石住居と呼ばれています、およそ4,500年前の多摩地域の住居の特徴をよく示しています。室内の面積は約8平方メートルと、少し小さめです。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村 敷石住居 (4,500年前)

住居内では、防虫・防腐をかねて日替わりで火焚きが行われています。火焚の見学では、住居の中に入ることができます。訪れた8月は気温が高い日でしたが、火焚の最中の住居の中は、煙が充満し、外気温よりさらに高温になっていました。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村 前期の竪穴住居 (6,500年前)

前期の竪穴住居は、発掘調査当時の位置に復元された住居です。床の形が長辺7メートル、短辺4.5メートルの長方形で、室内の面積は約20平方メートルとやや広く、5から6人くらいは十分に住めたと考えられています。住居の棟の上には、屋根が浮き上がらないように土を盛って押さえ、さらにヒバなどが植えられています。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村 中期の竪穴住居 (5,000年前)

中期の竪穴住居は、壁沿いの5本の柱で屋根を支えている住居です。床の形は長径5メートル、短径4メートルの楕円形で、室内の面積は約18平方メートルと、縄文時代中期の標準的な大きさの住居です。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村 中期の竪穴住居 (5,000年前)

縄文の村では、セミの鳴き声が響きます。まさに夏本番の自然の音色を感じられる場所です。しかし、住居の中に入ると、暑くなくとても静かです。竪穴式住居は、地面を掘って穴を作り、その上に屋根をかけた住居なので、地面からの熱を遮断する効果があり、夏でも涼しく過ごすことができます。草葺きの屋根は、外部からの音を遮断する効果もあるので、住居内はセミの音が聞こえにくく、静かな空間になっていました。

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村

東京都埋蔵文化財センター 遺跡庭園 縄文の村では、縄文土器の野焼きや自然観察会など、さまざまな行事も行っています。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。