伊豆山神社は、静岡県熱海市伊豆山にある神社です。
伊豆山神社は、源頼朝ゆかりの神社として知られ、鎌倉幕府の成立に深く関わった歴史を持つ古社です。相模灘を一望できる高台に位置し、強運守護、福徳和合、縁結びの神様として信仰を集めています。
伊豆山神社は、高台に位置しています。参道の入り口にはバス停があり、そこから長い石段が続いています。石段の両側には木々が茂り、自然の美しさを感じることができます。
本殿は、相模灘の絶景を望む、海抜170メートルほどの地点にあります。周囲を豊かな自然に囲まれ、神聖な雰囲気の中で参拝することができます。広大な相模灘を眼下に望む開放感は、訪れる人の心を解放し、すがすがしい気持ちにさせてくれます。
境内は歌枕に名高い伊豆の御山、こごいの森の一部にあり、本殿を中心に山側、海側へと連なる約4万坪の広さがあります。伊豆山神社の拝殿は、荘厳な雰囲気と美しい自然に包まれています。神社周辺にはイヌマキの林が広がり、西伊豆の自然と神聖な空気を体で感じられるパワースポットです。
伊豆山神社の拝殿に施された彫刻は、その精緻な細工と鮮やかな色彩が特徴的です。また、本殿に祀られている天忍穂耳尊、拷幡千千姫尊、瓊瓊杵尊は、日本神話において重要な役割を担う神々です。
本殿の裏手、本宮参拝路の入り口に立ったのは、ちょうど15時でした。静寂を破るように、本殿から太鼓の音が響き渡り、突如風が吹き荒れ、その後静けさが戻ってきました。この一連の出来事は、神秘的で、何か特別な力が働いているように感じられます。
今回は、まもなく日が暮れるため、参拝を断念しました。本宮参拝路は、まるで異世界への入り口のような、神秘的な雰囲気を醸し出しています。この道を辿り、海抜390メートルの高みに鎮座する本宮へと向かうことができます。
古くから修験道の行場として栄えた伊豆山神社 本宮参拝路は、修行の道としての側面も持ち合わせています。一歩一歩足を進める度に、心身ともに鍛えられ、自分自身と向き合うことができます。
本宮参拝路の入り口には、白山神社遥拝所があります。遥拝所は、遠く離れた場所から神様を拝むために設けられた場所のことです。伊豆山神社の本宮参拝路にある白山神社遥拝所は、参拝の始まりを告げる聖なる一角として、多くの人々から崇敬されています。
伊豆山神社の境内には、伊豆山地区の歴史と文化を深く掘り下げることができる伊豆山郷土資料館があります。
伊豆山郷土資料館では、伊豆山神社の所蔵品を中心に、伊豆山地区に代々伝わる郷土資料を展示し、古の信仰や生活様式を垣間見ることができます。
伊豆山神社は、古くから「関八州総鎮護」として信仰を集めてきました。そのため、強運守護の神様として多くの人々に崇敬されています。参拝者の多彩な願いが込められた絵馬が掛けられています。その願いは人それぞれで、仕事、恋愛、健康、学業など、様々なものがあります。
境内の一画には、昭和天皇 御手植の松が静かに佇んでいます。その松は、長い年月をかけて成長し、今では境内を見守るように天に向かって伸びています。幹は力強く、枝葉は青々としており、生命力に満ち溢れています。
また、境内の東側には、騎兵第七十一聯隊記念碑があります。騎兵第七十一聯隊記念碑は、かつて存在した騎兵第七十一聯隊を記念して建立された碑です。この聯隊は、日本陸軍の騎兵部隊の一つとして、様々な歴史的な場面で活躍しました。
伊豆山神社は、、源頼朝と北条政子の縁結びの舞台であり、強運守護の神様として信仰を集める古社です。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。