鹿野山 神野寺 仁王門は、千葉県君津市鹿野山にある門です。

鹿野山 神野寺は、日本で4番目に開かれた関東最古の名刹(古寺)で、関東三大修験道(鹿野山、筑波山、榛名山)の一山です。仁王門は、鹿野山 神野寺の南側に位置しています。

仁王門は、訪れる者の目を一気に惹きつける構えです。どっしりとした安定感を放っています。門前には石灯籠が配置されており、その配置により自然な立体感が生まれ、門との距離感を明確に感じることができます。どの角度から見ても均整がとれており、まるで時が止まっているかのような存在感があります。

神野寺の仁王門は、諸堂伽藍へと向かう際の結界としての役割を持ちます。門をくぐることで、俗世と聖域との境界を越える感覚を味わうことができます。
門内には金剛力士像(仁王像)が左右に構えられており、寺の守護神として厳しく睨みをきかせています。また、門の裏側には多聞天と広目天が安置され、背後からも境内を見守っています。

仁王門の先には、石段が延びており、その先には本堂が静かに佇んでいます。石段は段数は少ないもののやや急で、登るにつれて周囲の景色が少しずつ変化していくのが印象的です。

紅葉の季節には、鮮やかな紅葉が山や境内を彩り、美しい景観を作り出します。仁王門と紅葉のコラボレーションは、その威厳と美しさが一層際立っています。紅葉の美しい色合いが仁王門と共に、訪れる人々に心に残る感動的な風景を提供してくれます。

機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。
- 2022/12/01 初版
- 2024/11/05 更新