瀬戸蔵ミュージアムは、愛知県瀬戸市蔵所町にある博物館です。
瀬戸蔵ミュージアムは、瀬戸の観光拠点施設「瀬戸蔵」の2階と3階のフロアにある、焼き物の博物館です。
2階スペースには、昔の尾張瀬戸駅や当時走っていた電車、やきもの工場(モロ)、石炭窯、煙突などがあり、昭和30から40年代の瀬戸の町が広がります。懐かしい町並みを歩きながら瀬戸の焼き物作りを体感できます。
3階スペースでは、1,000年以上の歴史がある瀬戸焼の歴史が紹介されています。
瀬戸焼の歩み1 古墳~江戸時代では、約1600年前の古墳時代に瀬戸焼の母胎となった「猿投窯」からスタートし、約1,000年前の平安時代から約150年前の江戸時代までの瀬戸焼の変化を辿ることができます。
発掘された陶片などが各時代ごとに展示され、約1,500年間の変遷を見ることができます。圧巻の展示数は、長年にわたる研究成果を体現した、考古学ファン必見の展示エリアです。
瀬戸焼の歩み2 明治時代~現代では、明治時代移行、従来の製品に加えて、海外向け製品や工業製品なども加わり、やきものづくりのすそ野が広がる様子を見ることができます。
ここでは明治から平成までのやきものを飲食器・家具装飾品・工業製品・戦時中のやきもの・ノベルティといった5つのテーマを展示しています。特に目を引くのは、明治時代前半期にアメリカやヨーロッパで開催された万国博覧会に出品するためにつくられた大型の染付作品です。
瀬戸市の焼き物の歴史と文化を紹介する博物館、瀬戸蔵ミュージアム。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。