神秘的で幻想的な雰囲気が漂う 燈籠坂大師の切通しトンネル

燈籠坂大師の切通しトンネルは、千葉県富津市竹岡萩生にあるトンネルです。

燈籠坂大師の切通しトンネル

燈籠坂大師の切通しトンネルは、高さが約10メートルのトンネルです。トンネル内では岩肌の断層が斜めに走るのがよく分かります。両サイドの壁が切り立ち迫ってくるように見えるので、少しばかりの恐怖心と緊張感に襲われます。

燈籠坂大師の切通しトンネル 手前

燈籠坂大師の切通しトンネルの手前にもトンネルがありました。このトンネルの上には、JR内房線の線路があります。いずれのトンネルも、東善寺 燈籠坂大師堂へと続く参道です。

燈籠坂大師の切通しトンネル

東善寺の住職の話によれば、城山(造海城)の尾根の関係で上り下りが急であったため、明治から大正と思われる頃に鋸山の石切り技法を用い切り出され、昭和初期に地元において切下げ工事を行い、現在の形になったそうです。

燈籠坂大師の切通しトンネル

上を見上げると生い茂る夏の樹林と木漏れ日が目に飛び込んできます。涼しげな風が吹き抜け、葉っぱたちが揺れ動いています。この静かなトンネルの中では、日常の喧騒から離れ、心身ともにリフレッシュできます。

燈籠坂大師の切通しトンネル

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。