国内最大・最古の上円下方墳 武蔵府中熊野神社古墳

武蔵府中熊野神社古墳は、東京都府中市西府町にある古墳です。

武蔵府中熊野神社古墳

武蔵府中熊野神社古墳は、調査で確認され墳丘に石が塞がれた古墳の中で、国内最大・最古の上円下方墳です。築造年代は、墳丘の構築状況や石室の形状などから7世紀の中頃と考えらています。2005年に国の史跡に指定されました。

武蔵府中熊野神社古墳

武蔵府中熊野神社古墳は、1段目が約32メートルの方形、2段目が約24メートルの方形、3段目が直径約16メートルの円形を呈する3段築成の古墳です。高さは復元高で約6メートルを測ります。

武蔵府中熊野神社古墳

武蔵府中熊野神社古墳の被葬者(ひそうしゃ)のは不明ですが、武蔵国府設置直前に大きな力を持っていた人物の墓と考えられます。古墳からは、七曜文(しちようもん)の銀象嵌(ぎんぞうがん)が施された鞘尻金具(はさやじりかなぐ)が出土し、注目を集めました。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

当時の古墳としては東日本最大級 甲斐銚子塚古墳

甲斐銚子塚古墳は、山梨県甲府市下曽根町にある古墳です。

甲斐銚子塚古墳

甲斐銚子塚古墳は、1930年に国指定史跡に指定された前方後円墳です。甲斐銚子塚古墳は、美しい自然と歴史的な遺跡が調和した山梨県曽根丘陵公園の一角にあります。

甲斐銚子塚古墳

甲斐銚子塚古墳は4世紀後半に造られ、全長は169メートル、後円部の直径は92メートル、高さは15メートル、前方部の幅は68メートル、高さは8.5メートルあります。同時期の古墳としては東日本最大級です。

甲斐銚子塚古墳

山梨県曽根 丘陵公園に足を踏み入れると、小高い丘が見えます。この丘は、甲斐銚子塚古墳の前方部です。墳丘には埴輪樹立があり、青空とのコントラストを楽しむことができます。

甲斐銚子塚古墳

古墳の保護や保存のため立ち入り禁止となっている古墳も多く存在しますが、甲斐銚子塚古墳は登ることができます。急斜面の墳丘には階段が整備され、安全に登ることができます。

甲斐銚子塚古墳

墳丘の上部にたどり着くと、後円部が見えてきました。後円部の特徴的な形状を確認することができます。

甲斐銚子塚古墳

前方部と後円部の接続部分のくびれ箇所の幅はとても狭く、木も植えられているので注意して進みます。

甲斐銚子塚古墳

甲斐銚子塚古墳の後円部は高さが15メートルもあり、ビルの階層に換算すると、約4から5階分に相当します。とても高く感じます。

甲斐銚子塚古墳

埴輪樹立の下には落ち葉が積もっていて、季節の移り変わりや自然の営みを感じさせてくれます。後円部から眺める景色も魅力的で、甲府盆地の街並みや周囲の山々の稜線は、秋の風情と美しさを一緒に楽しむことができます。

甲斐銚子塚古墳

甲斐銚子塚古墳の周囲には、説明パネルが各所に設置されています。説明パネルは古墳の歴史や特徴についての情報が詳しく書かれているので、訪れる人々が古墳をより深く理解する手助けになります。

甲斐銚子塚古墳

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

馬具が納められていた塚 かんかん塚(茶塚)古墳

かんかん塚(茶塚)古墳は、山梨県甲府市下曽根町にある古墳です。

かんかん塚(茶塚)古墳

かんかん塚(茶塚)古墳は、美しい自然と歴史的な遺跡が調和した山梨県曽根丘陵公園の一角にあります。かんかん塚(茶塚)古墳は、5世紀後半の築造、直径26メートルほどの円墳です。古墳には、鉄製の甲冑や冑、鉄剣などと共に、馬具が納められていました。

かんかん塚(茶塚)古墳

石室は長さ7メートルの東西方向の竪穴式石室で、人の頭ほどの石を積み上げ、15個の細長い石で天井を覆う構造になっていました。塚は非常に急斜面ですが登ることができます。

かんかん塚(茶塚)古墳

塚の上から広がる景色は一段と鮮やかで、360度に広がる園内の紅葉の美しさは、季節の魅力を存分に味わうことができます。

かんかん塚(茶塚)古墳

機会があれば、再度来てみたいですね。

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