江戸時代の農村風景を再現 片倉城跡公園 水車小屋

片倉城跡公園 水車小屋は、東京都八王子市片倉町にある水車です。

片倉城跡公園 水車小屋

片倉城跡公園は、室町時代に築城された片倉城があった場所に造られた公園です。現在は、市民の憩いの場として親しまれています。園内では、二の丸広場周辺の空堀などに城跡の遺構を見ることができます。

片倉城跡公園 水車小屋

水車小屋の水車は、北に位置する「奥の沢」と呼ばれる小さな谷状の地形から湧き出す流水を利用して動いています。かつて八王子市内には数多くの水車が造られていました。水車小屋は、江戸時代の農村風景を再現したものです。

片倉城跡公園 水車小屋

水車は、勢いよく回っていますが、水車の裏手にある小屋の中には、脱穀や製粉などの機構はありませんでした。水車は、稀に故障していたり、水が凍り停止している時がありますが、1年いつでも回っている様子を楽しむことができます。

片倉城跡公園 水車小屋

水車小屋の付近は、春になると数多くの花が咲き誇る美しいエリアです。沢から流れ出て水車を回した水は、その後山裾の田んぼや菖蒲田に流れ、豊かな自然を育んでいます。

片倉城跡公園 水車小屋

水車小屋は、当時の農村の様子を体感することができる貴重な存在です。

片倉城跡公園

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

最大揚程は20メートル 当時の揚水車の中でも最大規模 藤原式揚水機

藤原式揚水機は、千葉県市原市不入にある水車です。

藤原式揚水機

藤原式揚水機は、水車が回るとカゴ付きのベルトが回り、水をすくいながら上に昇ることで低地から高地に水を輸送することのできる仕組み付いた水車です。

藤原式揚水機

藤原式揚水機は当時の揚水車の中でも最大規模で、最大揚程は20メートルに及びます。後に、タービン式揚水機にその役目を譲るまで、養老川流域では多く使われ、多くの農民を干害から救いました。

藤原式揚水機

風車と同じように、電気を使わず自然の力だけで動く藤原式揚水機は、午前に1回だけ稼働しているところを見ることができます。近くで見ると、今でも稼働する水車の円板の迫力に圧倒されます。

藤原式揚水機

この藤原式揚水機は復元ですが、実物大で当時の大きさと同じになっています。最頂部は展望塔として活用され、上からの眺めは、高滝湖が広範囲に見渡せる絶景が楽しめるそうです。

藤原式揚水機

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

実際に稼働する水力発電装置の展示 四季の里 水車小屋

四季の里 水車小屋は、福島県福島市荒井上鷺西にある水車です。

四季の里 水車小屋

四季の里 水車小屋は、水の力で回転する車輪(水車)を使い、様々な仕組みを動かす水車の備え付けられた小屋です。実際に直径6メートルの大きな水車が稼働し、その迫力や風情を楽しむことができます。水車の回転や水の流れる音など、自然の力を感じることができます。

四季の里 水車小屋

水車小屋は中に入ることができます。小屋には、水力発電装置の展示コーナーが設置されています。展示コーナーでは、水力発電の仕組みや装置の機能、エネルギーの変換プロセスなどが解説されていました。

四季の里 水車小屋

水車小屋には大きな発電機が置かれています。模型かと思いましたが、実際に稼働しています。

四季の里 水車小屋

水車は水の力を利用して回転することで発電を行う装置で、水の流れを利用することで再生可能なエネルギーを生み出し、環境に優しい発電方法として注目されています。実際に発電している様子を見ることができるので、とても興味深いですね。

四季の里 水車小屋

水車小屋には、野田鉄工製造の規格外の県産農産物を使った「MOTTAI(モッタイ)」や、県内六つの酒蔵の酒かすを使った酒粕ジェラート「縁」など常時10種類ほどのジェラートを揃えたアイスクリーム販売所も併設していますが、訪れた日は定休日でした。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。