古墳の上に鎮座する神社 尾張戸神社

尾張戸神社(おわりべじんじゃ)は、愛知県名古屋市守山区上志段味東谷にある神社です。

尾張戸神社

尾張戸神社は、標高198メートルの東谷山(とうごくさん)山頂にある神社です。この一帯には、東谷山古墳群があり、尾張戸神社はその古墳に鎮座しています。

尾張戸神社

尾張戸神社は、名古屋城の鬼門に位置していることから、尾張藩の徳川家や尾張地域の人々に厚く信仰されてきました。尾張戸神社は、「熱田神宮の奥の院」ともわれているとても歴史ある神社です。

尾張戸神社

尾張戸神社は、鎌倉時代から平安時代にかけては熱田神宮に次ぐ大社だったという話もありますが、火災や戦乱によって神社の規模は縮小し、荒廃が進みました。その後、社殿は新しく建て直され、今では疫病除けの神として知られています。

尾張戸神社

尾張戸神社は、東谷山の山頂に鎮座しているため、本殿までの参道は、軽い登山のような道を進みます。東谷山フルーツパークからウォーキングをして尾張戸神社に参拝する方も多いようです。

尾張戸神社古墳

東谷山西麓には多数の古墳があり、尾張戸神社の本殿下には、尾張戸神社古墳と呼ばれる円墳があります。名古屋市内の古墳の6割が集中する尾張戸神社古墳は、志段味古墳群を構成する1つとして、国の史跡に指定されています。

尾張戸神社

尾張戸神社の境内は公園のようになっていて、展望台や展望デッキなどがあり、散策や休憩に最適な場所です。南側は開けているので、東谷山の雄大な景色を眺めることができます。天気が良ければ、名古屋市内やその周辺の景色も見ることができます。

尾張戸神社

拝殿の裏手には、さくらの木が植えら、毎年春には、桜の名所として多くの人々が訪れます。

尾張戸神社

古墳の上に鎮座する尾張戸神社。

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。