犬山城を守る御神木 犬山城 大杉様

犬山城 大杉様は、愛知県犬山市犬山北古券にある神木です。

犬山城

犬山城は、濃尾平野の扇状地の木曽川の河畔に位置する、1537年に築城された城です。天守は現存する日本最古のもので、国の重要文化財に指定されています。最上階からは木曽川の流れや、濃尾平野の広大な景色を眺めることができます。

犬山城 大杉様

犬山城 大杉様は、犬山城天守の東側にある巨大な杉の木です。犬山城を守る御神木として、地元の人々から崇敬されていましたが、1965年頃、枯れてしまいました。

犬山城 大杉様

犬山城 大杉様は、犬山城築城頃からの老木で、天守閣と同じくらいの高さがあり、城を守る御神木としてあがめられてきました。

犬山城 大杉様

犬山城 大杉様は、伊勢湾台風の際、落雷で枯れてしまいました。それ以降、地元の人々は、杉の木が犬山城の身代わりになってくれたとして、しめ縄をして祀っています。

犬山城 大杉様

犬山城の天守からは、櫓に囲まれた大杉様を望むことができます。

犬山城

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

現存する日本最古の天守 国宝 犬山城 (4階・天守)

犬山城は、愛知県犬山市犬山北古券にある城です。

犬山城

犬山城は、濃尾平野の扇状地の木曽川の河畔に位置する、1537年に築城された城です。天守は現存する日本最古のもので、国の重要文化財に指定されています。最上階からは木曽川の流れや、濃尾平野の広大な景色を眺めることができます。

犬山城

犬山城の3階から4階に向かう階段は、赤い絨毯敷きになっています。江戸時代初期の城主が、オランダ商館長と親しかったことから、オランダから取り寄せたと伝えられています。この階段は非常に幅が狭いため、昇り降りが交互に行われます。

犬山城

犬山城の天守閣には右回りの回廊があります。回廊には、手すりの高欄が設置されていますが、非常に背が高く、下を見下ろすと、恐怖を感じてしまうかもしれません。特に、高所恐怖症の方や足元に不安のある方は、注意しながら、ゆっくりと歩くことをおすすめします。

犬山城

天守最上階からの絶景を眺めると、殿様気分になることができます。回廊は、城主が増築したものとされています。天気が良い日には、美しい木曽川の眺めや、御嶽山、岐阜城、名古屋駅ビルなど山あり川ありの絶景を望むことができます。

犬山城

天守から南方向を望むと広大な濃尾平野、そして眼下に木曽川の流れ、さらに西を見れば伊木山やライン大橋が見えます。

犬山城

天守から北西側を望むと、岐阜県との県境の木曽川、そして、ツインブリッジの犬山橋が見えます。

犬山城

犬山城は、現在では財団法人の所有になっていますが、天守最上階には犬山城の歴代城主の肖像画が並べられています。

犬山城

最後の城主だった成瀬正俊氏の写真は、カラー写真です。このことは、近代まで、犬山城の城主が引き継がれてきていることを物語っています。最後の城主は、犬山城を保存・活用するために尽力し、犬山城の観光事業に力を入れ、犬山城を多くの人々に親しまれる観光地にすることに貢献し、犬山城は国の重要文化財に指定されました。

犬山城

犬山城は、木曽川に面した標高約88メートルの丘陵上に位置し、遠くからでも城の姿をはっきりと認識することができます。

犬山城

犬山城は、天守閣の見学と付近の神社の参拝を含めて観光する場合は、2時間から3時間程度かかります。犬山城の入場は16時30分まで、17時には営業が終了するので余裕をもって観光したいですね。

犬山城

機会があれば、再度来てみたいと思います。

それでは、また。

近世城郭御殿の最高傑作 名古屋城 本丸御殿

名古屋城 本丸御殿は、愛知県名古屋市中区本丸にある史跡です。

名古屋城 本丸御殿

名古屋城 本丸御殿は、名古屋城の本丸内にある御殿です。1615年に建てられ、政庁として使用されました。1945年の空襲で焼失し、1994年から復元工事が行われ、2018年に完成した復元された本丸御殿です。

名古屋城 本丸御殿

本丸御殿は、総面積3,100平方メートル、13棟30余りの部屋からなる大型の御殿です。その建築様式は、近世城郭御殿の最高傑作と称されています。

名古屋城 本丸御殿 玄関車寄

玄関車寄は、本丸御殿を訪れた人がまず通され、対面を待つ場所で、古くは遠侍(とおざむらい)と呼ばれた建物です。襖(ふすま)や壁は金地の障壁画「竹林豹虎(ちくりんひょうこ)図」が飾られ、虎之間とも呼ばれました。

名古屋城 本丸御殿 表書院・上段之間

御殿には、表書院、上洛殿などがあり、復元にあたっては、現代の名工たちが細部に至るまで技巧の限りを尽くしました。天井に、欄間に、襖の引き手に、襖絵に、受け継がれてきた匠の技と叡知の数々を窺い知ることができます。

名古屋城 本丸御殿

名古屋城 本丸御殿では、デジタル複製が採用されています。デジタル複製は、高解像度のカメラが用いられ、当時の史料や資料を徹底的に研究し、当時の色彩や技法を忠実に再現しています。本丸御殿の歴史的価値を保存し、後世に伝える取り組みとして、大きな意義を有しています。

名古屋城 本丸御殿 玄関・一之間

玄関・一之間は、本丸御殿を訪れるとまず通される場所で、勇壮な虎が迎えてくれます。1枚の大きさは縦約2メートル、横約1.5メートル。4枚をつなげると、金箔を背景に虎と豹が竹林に集う様子が描かれています。デジタル複製ではない、重要文化財障壁画の「竹林豹虎図」は、特別展示された時期もあります。

名古屋城 本丸御殿

玄関の先には、表書院があります。表書院は、藩主の接見などに用いられた部屋です。この部屋は、格式の高い部屋の入り口にあたり、格式の高い部屋にふさわしい、豪華な装飾が施されています。

名古屋城 本丸御殿 表書院・三之間

表書院は、創建時には、最大かつ最も格式の高い間として正式に藩主に謁見する際に用いられ、江戸時代には広間と呼ばれていました。

名古屋城 本丸御殿 対面所

対面所は、藩主が身内や家臣との私的な対面や宴席に用いた部屋です。豪華な折上小組格天井(おりあげこぐみごうてんじょう)も見どころの一つです。

名古屋城 本丸御殿

御殿の内部には、金箔や螺鈿、彫刻などの精巧な装飾が施されています。これらの装飾は、細密で繊細な美しさを湛え、非常に歴史的価値が高いとされています。

名古屋城 本丸御殿 上洛殿・上段之間

上洛殿は、本丸御殿で最も絢爛豪華な部屋です。室内の装飾は細部まで贅の限りが尽くされ、「帝鑑図(ていかんず)」や「雪中梅竹鳥図(せっちゅうばいちくちょうず)」などの傑作を鑑賞することができます。

名古屋城 本丸御殿 上洛殿・梅之間

梅之間は、本丸御殿の中でも、特に豪華な装飾が施された部屋として知られています。梅之間は、将軍をもてなす役割を命じられた接待役などの控えの間として利用されていた部屋です。梅の壁画は、将軍への敬意や訪問を祝う意味や、梅の花の華やかさと早春の訪れを象徴するなどの意味があると考えられ、梅之間の華やかな雰囲気を際立たせています。

名古屋城 本丸御殿

本丸御殿は、江戸時代の城郭御殿の魅力を今に伝える貴重な建造物で、名古屋城の代表的な観光スポットです。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。