耳を立てた可愛らしい犬の形をした奇岩 犬岩

犬岩は、千葉県銚子市犬若にある岩です。

犬岩

犬岩は、ジュラ紀(約2億年~1.5億年)に風化・侵食により作られた、まるで耳を立てた犬のように見える岩体です。

犬岩

犬岩はその名の通り、耳を立てた犬の形をした奇岩です。近くにある千騎ケ岩と同じく、源義経が奥州に逃れるときに置き去りにされた愛犬が七日七晩泣き続け、八日目に岩になってしまったという伝説があります。

犬岩

荒々しい波を受ける犬岩は、確愛らしい犬の後ろ姿に見えます。犬岩のあるこの一帯の地名「犬若」は、愛犬の名の若丸にちなむともいわれています。

犬岩

機会があれあば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

大地の力を実感できる千葉県最古の岩 千騎ケ岩

千騎ケ岩は、千葉県銚子市犬若地先にある岩です。

千騎ケ岩

千騎ケ岩は、ジュラ紀(約2億年~1.5億年)に形成されたと考えられている、千葉県最古の岩です。千騎ケ岩は、高さ約18メートル、周囲約400メートルの巨大な岩体で、現在は堤防ができ簡単に見学することができるようになりました。その迫力ある姿は、見る者を圧倒します。

千騎ケ岩

千騎ケ岩には、大きな洞穴が空いています。これは海の波によって削られた穴で、侵食されやすい泥岩部分に空いたものです。現在より海面が高い時期に形成されたため、海抜数メートルの高い位置に穴があると考えられています。

千騎ケ岩

「千騎ケ岩」の名前は、源義経が千騎の兵を率いて籠もった(千騎を隠した)という伝説に由来します。しかし、史実には強い根拠はないともいわれています。

千騎ケ岩

千騎ケ岩を訪れた際には、ぜひその迫力ある姿と美しい景色を堪能してください。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。

交差点に佇む結界石 山武市有形文化財 結界石

山武市有形文化財 結界石は、千葉県山武市松ヶ谷にある石です。

山武市有形文化財 結界石

山武市有形文化財 結界石は、高さ1メートル5センチ、年代は不詳なものの江戸時代の造立であると推定される結界石です。とても静かで、周囲は田んぼや住宅街が立ち並ぶ、とある交差点に佇んでいます。

山武市有形文化財 結界石

「結界」は教団の僧尼の秩序を維持するため、ある一定の区域を限ることを意味します。寺院の門前に標語を刻記してある石柱を結界石といい、禅宗の寺院に多く見られます。

山武市有形文化財 結界石

陰刻銘文には「不許葷酒入門内」と書かれています。「くさい野菜は不浄なため、酒は浄念をみだすため、ともに清浄な境地である寺門内に入ることを許さぬということ。」(広辞苑)の意味があるそうです。

山武市有形文化財 結界石

山武市有形文化財 結界石は、山武市有形文化財に指定されています。歴史的、文化的に価値の高い有形の文化財です。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。