金山城本丸跡に鎮座する神社 新田神社

新田神社(にったじんじゃ)は、群馬県太田市金山町にある神社です。

鳥居

新田神社は金山の頂上の本丸跡に鎮座する1875年に創建された神社です。鳥居の前には長い石段がありますが、木のスロープも設置されているので車椅子も登りやすくなっています。

新田神社

新田神社は、鎌倉時代後期から南北朝時代にかけての御家人で武将の新田義貞を祀った神社です。群馬県の古称「上毛」の名が入り、1947年に発行された群馬を代表する郷土かるたで、群馬県民ならば誰もが知っている「上毛かるた」は全部で44枚あり、群馬県の名所や人物を札としていますが、その1枚には「歴史に名高い新田義貞」が含まれています。

登山者と観光客が入り混じる新田神社は、御朱印を求めて参拝する方が多くいます。御朱印は、書き置きで置いてあり300円を賽銭箱に入れて頂き持ち帰る仕組みになっていました。

史跡金山城址

以前は近くまで車で来れたそうですが、現在は展望駐車場から歩いて800メートルほど、歩き方や城跡の見学方法にもよりますが、少なくとも30分以上かかるようです。

金山ハイキングコース

新田神社の南の大ケヤキの先にも鳥居があり、その下には登山道が続いています。これを下ると金山城址線の道路に突き当たるので、もしかしたら登山道を使って一気に金山の南の崖を登るのが新田神社への近道かもしれませんね。

新田神社

新田神社は金山の山頂にあるので日差しがとても良く、強いコントラストで社殿が美しく見えますね。境内はそれほど広くなく、控えめに鎮座する社殿は小振りですが、非常に趣があり、厳かな感じがします。

古くから「初志貫徹」の神社として霊験ありとされる新田神社は、今では運動部の選手らがよく祈願に訪れるパワースポットとしても注目されています。

鳥居

年に1回ある新田神社出陣式では、手作りの甲冑を身につけた武者たちが石段を登り、神事を行うそうです。

眺望

新田神社の東の眺望はとても開けていて、関東平野を一望できます。とても眺めの良い場所ですね。日の出も美しく見えそうです。

新田神社は皇室とのゆかりが深く、社殿の右側には天皇家が腰掛けた腰掛石がありました。その他には、鉄格子に囲まれた砲弾が置かれていましたが、「たけのこの里」にも似ている砲弾には説明がなく、ネットで調べたところ「発掘調査により金山城攻略戦で使用されたと思われる7発の大砲の弾が発見」との情報があり、その一つかレプリカの可能性があるとのことでした。

金山城址跡

樹齢800年に及ぶ大ケヤキや関東平野を一望できる新田神社。

機会があれば、再度来てみたいですね。

それでは、また。