甲斐銚子塚古墳は、山梨県甲府市下曽根町にある古墳です。
甲斐銚子塚古墳は、1930年に国指定史跡に指定された前方後円墳です。甲斐銚子塚古墳は、美しい自然と歴史的な遺跡が調和した山梨県曽根丘陵公園の一角にあります。
甲斐銚子塚古墳は4世紀後半に造られ、全長は169メートル、後円部の直径は92メートル、高さは15メートル、前方部の幅は68メートル、高さは8.5メートルあります。同時期の古墳としては東日本最大級です。
山梨県曽根 丘陵公園に足を踏み入れると、小高い丘が見えます。この丘は、甲斐銚子塚古墳の前方部です。墳丘には埴輪樹立があり、青空とのコントラストを楽しむことができます。
古墳の保護や保存のため立ち入り禁止となっている古墳も多く存在しますが、甲斐銚子塚古墳は登ることができます。急斜面の墳丘には階段が整備され、安全に登ることができます。
墳丘の上部にたどり着くと、後円部が見えてきました。後円部の特徴的な形状を確認することができます。
前方部と後円部の接続部分のくびれ箇所の幅はとても狭く、木も植えられているので注意して進みます。
甲斐銚子塚古墳の後円部は高さが15メートルもあり、ビルの階層に換算すると、約4から5階分に相当します。とても高く感じます。
埴輪樹立の下には落ち葉が積もっていて、季節の移り変わりや自然の営みを感じさせてくれます。後円部から眺める景色も魅力的で、甲府盆地の街並みや周囲の山々の稜線は、秋の風情と美しさを一緒に楽しむことができます。
甲斐銚子塚古墳の周囲には、説明パネルが各所に設置されています。説明パネルは古墳の歴史や特徴についての情報が詳しく書かれているので、訪れる人々が古墳をより深く理解する手助けになります。
機会があれば、再度来てみたいですね。
それでは、また。