シンプルなお堂が印象的 塩船観音寺

塩船観音寺は、東京都青梅市塩船にあるお寺です。

塩船観音寺

塩船観音寺は周囲の地形を小丘に囲まれ 舟の形に似ていて、仏が衆生を救おうとする大きな願いの舟の「弘誓の舟」になぞらえて塩船と名づけられたそうです。正式なお寺の名前は大悲山塩船観音寺です。

案内図

塩船観音は樹齢千年を越えた杉木立に囲まれた花と歴史の寺として有名で、約2万本のつつじと塩船平和観音立像、そして数々の国の重要文化財が見どころです。

仁王門

境内入り口の平地から丘陵地に差し掛かろうとする場所には、幅6メートル、奥行き3.6メートルの仁王門が建っています。茅葺き屋根の簡素なつくりですね。

大杉

仁王門の先には、参道の左右にそびえる大杉がありました。東京都の天然記念物に指定された塩船観音の夫婦杉とも呼ばれる大スギは、幹回り約7.8メートル、高さ約38メートルもあるそうです。

境内

丘陵地にある塩船観音寺はアップダウンの地形のため階段や坂が多くあります。急峻な石階段を上ると目の前に厳かな雰囲気で趣のある境内が広がります。

本堂

本堂は約12メートル四方あり、外観は非常に簡素な造りです。室町時代に建てられた本堂の屋根は、奥多摩の虎葺きと呼ばれる茅と杉皮の交ぜ葺きが使われているそうです。

観音像参道

本堂のさらに奥には塩船平和観音立像へと続く参道があるようなので、行ってみたいと思います。

それでは、また。